【燕さくらマラソン】花びらが舞い散る中を1,643人のランナーが疾走

第33回燕さくらマラソン大会

2,600本の桜並木が日本さくら名所100選に選ばれる新潟県燕市大河津分水さくら公園で2022年4月16日、燕さくらマラソン大会が開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で一昨年は中止、昨年は県内在住者に限定しての開催だったが、ことしは参加対象を限定せずに募集したところ北海道から沖縄まで1643人のランナーが参加した。


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燕さくらマラソン大会実行委員会、燕市、(一財)燕市スポーツ協会主催の第33回燕さくらマラソン大会が4月16日、大河津分水さくら公園をスタート&ゴールとする燕マラソンコースで、ハーフマラソン、10km、3km、2km、ウォーキング5kmの5種目で実施され、北海道から沖縄まで30都道府県から、ハーフマラソン817人、10km448人、3km154人、2km132人、ウォーキング5km92人、計1643人のランナーがエントリーした。コースは新型コロナウイルス感染症対策に伴うコース変更により非公認。大会は日本陸上競技連盟策定の「ロードレース再開についてのガイダンス」に従い、新型コロナウイルス感染症対策を実施して行われた。

午前9時の気温は8.8度(三条・アメダス)。「寒い、寒い」とスタート直前までダウンジャケットを着ている選手もいるなか、全体の開会式もスタート式も行わず午前9時に3km(中学生)、9時5分に3km(小学生)、9時35分に10km、9時45分に2km、ハーフマラソンとウォーキングは10時15分にスタート。先週の急激な気温上昇で一気に開花した桜はすでに満開を過ぎて散り始め、花びらが舞う中をランナーが駆け抜けていった。主催者がコース沿道での応援・観戦を控えるように呼びかける中で、選手の家族や大会関係者は声を出さずに拍手で選手を応援していた。

永田務選手

永田務選手

村上市出身で新潟市西区在住の東京2020パラリンピック男子マラソン銅メダリスト・永田務選手(38)がゲストランナーとしてハーフマラソンに出場、4番目にゴールに飛び込んだ。レース後のインタビューで「思ったように走れなかった。中途半端な走りをしてしまった」と悔やんだ。コースについては「(桜が)満開だったら相当すごいんだろうな。公園もすごく綺麗」と感激し、もうちょっとローカルな大会だと思っていたが「本当に立派な大会だと思う。ポテンシャルを感じる」と話した。

永田選手は「皆さんに触ってもらいたい、首からかけてもらいたい。パラリンピックを身近に感じてもらいたい」と自身の銅メダルを会場に持参した。来場者は銅メダルを持って「重〜い」、「落とすなよ」などと話しながら首からかけて記念写真を撮っていた。

永田務選手と記念撮影

永田選手の銅メダルをかけてもらい記念撮影

選手の着順判定および記録計測は計測チップで行い、順位はネットタイムで判定。完走証の当日発行はせず、大会終了後にWebより選手自身でダウンロードする。ネットタイムにより男女各部門1~8位を表彰、賞状・副賞(オリジナル燕製品)を贈呈するが、発表は後日となる。

第33回燕さくらマラソンの様子

2022年4月16日(燕マラソンコース)

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