2024 ACC アジアカヌースプリント&パラカヌー選手権大会
パリ2024カヌースプリントアジア大陸予選
カヌースプリント競技のパリ五輪出場をかけたアジア大陸予選が開催され、プロカヌーアスリートとして新潟県三条市を中心に活動する當銘孝仁選手(とうめたかのり・31)=アーネスト=が予選1組を2位で通過し、決勝に進んだ。
2024ACCアジアカヌースプリント&パラカヌー選手権大会第3日が4月20日、海の森水上競技場(東京都江東区)で開催され、男子カナディアンシングル(MC-1)1000m予選などが行われた。
MC-1 1000m種目には12人がエントリー。2組に分かれて予選を行った。
當銘選手は15時からの予選1組に出場し、4分2秒495で2位となり、21日の決勝に進んだ。決勝で1位・2位の選手がパリ五輪代表枠を獲得する。日本カヌー連盟は規定で代表枠を獲得した選手を五輪代表に内定する。
2021年の東京オリンピックに出場し、2大会連続の五輪出場を目指している當銘選手はレース展開を振り返り「スタートをひっかけてしまったが大きい漕ぎでリラックスしながらレースは展開できた」、決勝のポイントを「意地じゃないですか。最後までどれだけ諦めずに漕げるか。最後の最後っていうのはもう何が起こるかわからないので、技術も気持ちも出し切る」と取材陣に意気込みを語った。
新潟県から応援に駆け付けた県カヌー協会の近藤雅晴理事長は「明日は準決勝を漕がなくていいので、その分気楽にのっていける。明日の結果を楽しみにしている」と話した。
[當銘孝仁選手プロフィール]
沖縄県糸満市出身。大正大学卒業後の2015年から2022年3月まで三条市スポーツ協会(当時は三条市体育協会)に所属。沖縄水産高校時代に始めたカヌースプリント・カナディアン競技でインターハイ、インカレ優勝。ジュニア、U23、A代表と各年代の日本代表として活躍。世界選手権やワールドカップにも出場。リオオリンピックでは出場まであと一歩と迫った。東京オリンピックへは男子カナディアンペア(C-2)1000mでの出場を目指しシニア世界選手権大会やアジア選手権に挑んだ。特にアジア選手権ではトップと0.17秒の僅差まで迫るも、日本の出場枠獲得には至らなかった。その後、シングル(C-1)1000mの東京五輪代表選手選考会で優勝し、2021年8月、東京五輪に出場した。
2022年4月からアーネスト株式会社(新潟県三条市福島新田)に所属し、プロアスリートとしてパリ五輪出場を目指して活動をしている。
[訂正]
當銘孝仁選手の年齢を間違えておりました。お詫びして訂正いたします。(F-SPO)
パリ2024カヌースプリントアジア大陸予選の様子
2024年4月20日(海の森水上競技場)
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