【女子駅伝】帝京長岡Bが優勝 燕は4位 三条は15位 初出場のチームT&Mは9位

第28回新潟県女子駅伝競走大会

第28回新潟県女子駅伝競走大会(新潟陸上競技協会主催)が2023年11月5日、長岡市営陸上競技場をスタート&ゴールに開催され、帝京長岡高等学校Bが1時間11分16秒で優勝した。準優勝は新潟北、3位は十日町。燕は4位、三条は15位だった。ママさんランナーで構成したチームT&Mは初出場で9位となった。

大会には19チームがエントリーして午前10時半に競技場をスタート。トラックを1周と4分の3周して陸上競技場から出て大手大橋を渡り中央図書館までの1区5.12kmを走る。2区はJA越後ながおか栖吉支店前までの2.82km、3区は栖吉町で折り返し再びJA越後ながおか栖吉支店前までの4.73km、アップダウンがある難コース。第3中継点から中央図書館前までの4区2.82km、さらに大手大橋を渡り陸上競技場まで戻る5区4.81km。合計20.3キロで優勝を争った。

帝京長岡が2年連続2回目の優勝

帝京長岡Bは1区の2年・山田優花選手が17分54秒で2位でタスキをつなぐと、1年・藤田里彩選手が順位を1つ上げてトップに立つと3区の1年・ミリアム チェップキルイー選手、4区の3年・相浦小姫選手、5区の3年・村山愛純美選手と1位のままタスキをつなぎ、2位新潟北に3分の差をつけフィニッシュ。帝京長岡高は2年連続2回目の優勝を果たした。

総合成績

総合成績、区間賞は以下の通り。

総合成績
順位 チーム名 タイム
優勝 帝京長岡高等学校B 1時間11分16秒
準優勝 新潟北 1時間14分16秒
3位 十日町 1時間15分04秒
区間賞
区間 記録 選手名 チーム
1区 17分53秒 武田芽依選手 加茂・田上
2区 10分02秒 田中優奈選手 柏崎
3区 15分22秒(大会新) パウリン ワンジク選手 帝京長岡高等学校A
4区 9分12秒(大会新) 篠澤 葉選手 新潟北
5区 17分33秒 細貝唯莉選手

第28回新潟県女子駅伝競走大会結果
総合記録・各区間記録のダウンロード↓

燕は4位

昨年の12位から8つランクアップの4位。メダルまであと一歩だった。
大会経験者が4人、高校・中学駅伝で活躍する選手が揃い、目標の「ベスト8」を大きく上回った。

1区は4日前の女子県高校駅伝優勝の新潟明訓高メンバー深澤陽菜(はるな)選手(新潟明訓高1年)が区間3位。2区・4区は3日前の県中学駅伝で7位の吉田中メンバー、日下部結唯(ゆい)選手(吉田中2年)、諸橋咲來(さくら)選手(吉田中3年)が区間7位と9位。3区も県中学駅伝出場の細貝芹莉(せり)選手(燕中3年)が4.73km区間を同11位。総合順位8位でタスキを受けたアンカー細貝唯莉(ゆいり)選手(新潟第一高2年)も女子県高校駅伝メンバーで「ことしは距離にも慣れて楽しく走れた」、「前に人がいたので元気になった」(細貝唯選手)とトラックに入ってきてから1人を抜いて区間賞。1時間15分08秒、総合4位でゴールした。

丹治えつこ監督は結果について「入賞は期待していたが4位になるとは思っていなかった」、子供たちが頑張った、「満足しています」と答え、「みんながこのシーズン、調子が良かった」、4区まで8位で来たことが「最後の細貝唯莉の頑張りを生んだ」、「すごいよくできたチーム」と褒めた。
来年は監督交代の予定で、後任の田巻真哉さんは「来年は組んだメンバーで楽しく走れればいい」とした。

三条は15位

三条は一般1人、大学生1人、中学生3人で出場。大会経験者は4人いるが高校生チームの参加で高速化しているレースに西山猛彦監督は「高校生がいるといいなぁ」。目標は「みんなが楽しんで走ってもらう」ことで順位設定はなし。それでも、昨年の18位から3つ順位を上げて総合15位となった。

1区は3年連続となる小林杏実(あみ)選手(大島小学校教員 26)が区間14位。2区・山嵜美紅(みく)選手(第一中2年)が同19位、3区・横山陽春(ひなた)選手(第四中3年)が同14位、4区・笛田紗那(さな)選手(第四中2年)が同17位で総合16位。繰上げスタートとなった5区のアンカー西山愛唯実(あゆみ)選手(金沢大1年)は夏場に病気のため十分な練習が積めなかったが、インカレ出場など少しずつ調子を上げてきていて同10位。1時間22分05秒、総合15位でレースを締め括った。

今年はユニフォームを新しく揃え「気持ちがまとまった」。西山監督は去年よりも順位を上げたので「良かった」が、選手たちにはもう少し上を目指したい、いう思いもあり、そのためには何よりも「高校生選手が充実して欲しい」と切望している。

ママさんランナーチーム チームT&Mは初出場で9位!

チームT&Mは今回初めて大会にエントリーした。
平均年齢38.6歳のママさんチームだがメンバーは都道府県対抗女子駅伝などの新潟県代表やインターハイ出場などの経歴を持ち、この大会にも西蒲、燕、小須戸などのチームで出場をしている。

T&Mは10年程前から活動をしているが、代表の村山麻衣子選手が「燕」チームで大会出場をしている頃から「T&Mで出れないかなぁ」と考えていたがメンバーが揃わなかった。村山代表の『熱意』が実り、ようやくメンバーも揃い「ちょっと刺激とインパクトを与えたい」(村山代表)と今回エントリーすることができた。

走ってみての感想は「楽しかった!」、(走っている時は)苦しいですよ、苦しいけど終わってみれば楽しい、と笑顔。
沿道で声をかけてくれたチームのメンバーの応援がとても力になった。
目標は15位だったが、総合成績は9位で「ラッキー!」と大会を楽しんだ。

村山代表は「あの頃は、競技に打ち込んでいて、今しか見えずにおりましたが、今日走った子たちからしたらお母さんの世代、20数年経ってますが、こんな楽しみ方もあるんだよ、と私たちの走りを見て1人でも楽しい気分になれていたらとっても嬉しいです。」とコメントを寄せた。

第28回新潟県女子駅伝の様子

2023年11月5日(長岡市営陸上競技場・大手大橋付近)


表彰式

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