【カヌー】東京2020オリンピックテスト大会で7位　「勝負できている」當銘・大城ペア　［再掲載］

2021年の東京オリンピック・パラリンピックでボート・カヌー競技が行われる「海の森水上競技場」で東京2020オリンピックのテストイベント「READY STEADY TOKYO-カヌー(スプリント)」が開催され、カヌースプリント日本代表の當銘孝仁（三条市スポーツ協会）・大城海輝（四日市カヌー協会）ペアがC2-1000mで7位になった。　［再掲載］

カヌースプリント日本代表の大城海輝・當銘孝仁ペア

READY STEADY TOKYOテストイベントは東京2020大会に向けて、競技運営および大会運営の能力を高めることを目的として大会本番で使用する設備や施設、会場を使用して東京2020組織委員会が実施するテストイベント。カヌースプリントの他に空手、セーリング、サーフィンなど25のイベントが開催される。

READY STEADY TOKYO-カヌー(スプリント)は2019年9月12日〜15日に、カヌースプリント約170名、パラカヌー約70名、約40ヵ国の選手が出場して男子10種目、女子9種目が行われた。

三条市スポーツ協会所属で東京五輪出場を目指す當銘孝仁（とうめたかのり・26）選手は沖縄水産高校後輩の大城海輝（おおしろかいき・26）選手とペアを組みカナディアンペア（C2）1000m種目に出場した。
出場選手は8月にハンガリー・セゲドで開催されたカヌースプリント世界選手権大会で五輪出場枠を争った東京オリンピック本番さながらのメンバー。世界チャンピオンもいる。
13日に行われた準決勝では4組中1位で決勝に進んだ。同日行われた決勝では3分57秒564で7位となった。
優勝はポーランドのKAMINSKI Mateusz、KUDLA Michalペア。

決勝レースを振り返って當銘選手は、「後半パドリングが若干弱くなった、そこで少しずつ差がついてしまった」、「一瞬のタイミング、そこを修正できなかった」と悔やんだが「前半はくらいつける部分があった」と手応えも感じている。
4月から新しく組んだ大城選手とのペアについては「だんだんよくなってきている。タイムの上がり方がかなりいい。来年も楽しみ」と話した。

大城選手は「（當銘選手とペアを組むのは）4年ぶりくらいだが全然漕ぎやすい」、「4月から半年間で上がる分はちゃんとキレイに上がってテクニックも体力も順調に上がってきている」と述べて、来年3月のアジア大陸予選(タイ・チョンブリ)での五輪出場枠獲得に向けて「このまましっかりといければいいと思う」とした。

世界選手権B決勝4位という成績については「勝負できている」（當銘選手）、「世界との差は縮まってきた」（大城選手）として、オフシーズンのトレーニングでフィジカル、漕ぎの強さなどの課題に向き合う。

海の森水上競技場グランドスタンド

競技場からは東京ゲートブリッジがすぐ目の前

海の森水上競技場は東京港中央防波堤内側及び外側埋立地間の水路に、長さ約2,300m・幅約200m、2,000ｍ×８レーンの競技コース、約2,000席の常設観客席があるグランドスタンド棟、３階建のフィニッシュタワー、艇庫などを備え2019年6月に完成した。競技場は東京ゲートブリッジにほど近く、「東京湾のすばらしい眺めとドラマチックな都市景観を一度に楽しむことができる」（海の森水上競技場ウェブサイトより）。

男子カナディアンペア（C2）1000m　準決勝

大城（左）・當銘ペア（横脇に黄のラインが入った黒のウエア）

男子カナディアンペア（C2）1000m　A決勝

大城（左）・當銘ペア（横脇に黄のラインが入った黒のウエア）

優勝したポーランドのKAMINSKI Mateusz、KUDLA Michalペア

ミックスゾーンで取材を受ける當銘選手（左）と大城選手

READY STEADY TOKYO-カヌー(スプリント)の様子

2019年9月13日（海の森水上競技場）

海の森水上競技場グランドスタンド

パラカヌー男子KL2 200m決勝

パラカヌー男子KL2 200m表彰式

優勝はRUFINO de PAULO Fernando選手(ブラジル)

人工雪を降らせる実験を行った降雪機の前で記念撮影をする瀬立モニカ選手（右から二人目）

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