【カヌー】アジア最終予選(5/5・タイ) 五輪出場を賭けた大一番のレース 當銘選手(三条スポ協)

三条市スポーツ協会所属のカヌートップアスリート・當銘孝仁選手(とうめたかのり・28)が東京オリンピック出場を賭け2021年5月5日、アジア最終予選に臨む。このレースで優勝すれば東京五輪出場が決まる。


當銘選手は沖縄県糸満市出身。三条市スポーツ協会所属。沖縄水産高校時代に始めたカヌースプリント・カナディアン競技でインターハイ、インカレ優勝。ジュニア、U23、A代表と各年代の日本代表として活躍。世界選手権やワールドカップにも出場。リオオリンピックでは出場まであと一歩と迫った。
日本最高峰となる日本カヌースプリント選手権大会では2016年・17年と連覇(C-1・1000m)。2020年9月の大会ではペア(C-2・1000m)で2位以下に15秒以上の差をつけて圧勝した。

日本カヌー連盟が定める五輪代表選考指針は世界選手権(2019年8月、ハンガリー)およびアジア大陸予選(2020年3月、タイ)で五輪出場枠を獲得すること。當銘選手は沖縄水産高の後輩・大城海輝選手(三重県カヌー協会)とペアを組みカナディアンペア(C-2)種目での東京オリンピック出場を目指して戦っているが、世界選手権ではB決勝4位で出場枠を獲得できず。2020年3月のアジア大陸予選は新型ウイルスの影響で延期・中止となり、さらに2021年3月開催予定が5月まで延期された。

アジア大陸予選を兼ねたカヌースプリントアジア選手権は5月5~7日、タイのチョンプリで開催され、當銘・大城ペアが出場するC-2・1000mのレースは5日、午前10:10(日本時間午後0:10)スタート予定の第5レース。
レースにはイラク、韓国、カザフスタン、日本、ウズベキスタン、タイ、インドネシアの7カ国が出場。
當銘・大城ペアの日本は真ん中の4レーン。ライバルは3レーンのカザフスタン、5レーンのウズベキスタンが有力。
新潟県カヌー協会副理事長で強化統括責任者の澁谷毅さんは「真ん中のレーンが有力候補ということで突破の可能性は充分にある」と期待をかける。

三条市スポーツ協会の事務局長岩瀬晶伍さんは「いつも通りの漕ぎ方とモチベーションとコンディションで行けば間違いなく成績を取ってくれる」といつも通りを強調。結果を出して三条市や新潟県のスポーツ振興に関わる「起爆剤」になって、と期待をしている。

岩瀬さんはライブ配信などがないことからレースの様子を動画などで見ることができないが、結果の速報サイトがあることから注目してみてもらいたと呼びかけている。
▶東京オリンピックカヌースプリントアジア最終予選スタートリスト・リザルト
https://results.imas-sport.com/imas/regatta.php?competition=wettkampf_237#race_13
▶C-2 1000m スタートリスト
https://results.imas-sport.com/imas/race.php?competition=wettkampf_237&race_id=13#oben

當銘選手は自身の公式Facebook「Takanori tome 當銘孝仁」に「気温湿度が高く息苦しいですが、試合までに調整して出場枠を勝ち取りたいと思います」と投稿した。


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