第30回新潟県女子駅伝競走大会
第30回新潟県女子駅伝競走大会(新潟陸上競技協会主催)が11月2日、長岡市で開催され、新潟北・teamTOMOZO(A)が1時間09分03秒で優勝、2連覇を果たした。準優勝は帝京長岡高校、3位は十日町。三条は10位、燕は11位だった。
昨年より2チーム減の17チームがエントリー。
長岡市営陸上競技場の改修工事などのため、午前9時半に大手大橋西詰交差点からしたスタート。1区は大手大橋を渡り中央図書館までの4.04km。2区は中央図書館前からJA越後ながおか栖吉支店前までの2.80km、3区は栖吉町で折り返し再びJA栖吉支店前までの3.53km。4区はJA栖吉支店前から悠久山球場前、DPフェニックスプール前を通る4.95km、最終5区はJA栖吉店前から中央図書館前、旭町十字路から長岡市民防災公園防災センター前でフィニッシュする4.49km。合計19.81キロで優勝を争った。
新潟北・teamTOMOZO(A)が2年連続の優勝
新潟北・teamTOMOZO(A)は1区の福田せりえ選手(新潟明訓高3年)が区間賞で2区へ。2区・大木咲穂選手(teamTOMOZO)が区間7位、3区・渥美莉莎子選手(野村證券株式会社)が同5位で粘ると、4区の石川桃子選手(新潟明訓高3年)、5区の篠澤葉選手(新潟明訓高3年)が区間賞の走りで一度もトップを渡すことなく、1位でゴール。1時間09分03秒で連覇した。
総合成績
総合成績、区間賞は以下の通り。
| 順位 | チーム名 | タイム |
|---|---|---|
| 優勝 | 新潟北・teamTOMOZO(A) | 1時間09分03秒 |
| 準優勝 | 帝京長岡高校 | 1時間11分21秒 |
| 3位 | 十日町 | 1時間13分21秒 |
| 区間 | 記録 | 選手名 | チーム |
|---|---|---|---|
| 1区 | 13分25秒 | 福田せりえ選手 | 新潟北・teamTOMOZO(A) |
| 2区 | 10分21秒 | 長谷川奈央選手 | 新潟市中央 |
| 3区 | 12分05秒 | 杉山愛理選手 | 上越 |
| 4区 | 16分39秒 | 石川桃子選手 | 新潟北・teamTOMOZO(A) |
| 5区 | 14分56秒 | 篠澤葉選手 | 新潟北・teamTOMOZO(A) |
三条は10位
三条は一般1人、大学生1人、高校生2人、中学生1人が出場した。高校生2人は三日前に高校女子駅伝を走ったばかりだが、4人が昨年も走ったメンバー。昨年は4位だったが、故障者がいて予定メンバーからの変更もあり、目標は中盤位の8〜9位。
昨年に続いて1区を走った山崎夢夏(やまざきゆめか)選手(新潟明訓高2年)は、佐藤美教監督が「高校駅伝の疲れもあったと思うが、仕事を果たしてくれた」4位で2区へ。三条市陸上競技協会のクラブチーム「三条ジュニア」出身の難波茉尋 (なんばまひろ)選手(三条本成寺中2年)は前日も記録会で走ったばかりだが粘りの走りで区間16位。
5回連続出場の小林杏実(こばやしあみ)選手(大島小学校教員 28)は3区を走り区間10位。佐藤監督が「彼女しかいない」と起用した最長4区は大学生の西山愛唯実(にしやまあゆみ)選手(金沢大3年)が区間9位、総合順位を2つ上げてアンカーへ。勢いをもらった5区・山嵜美紅(やまざきみく)選手(新潟商業高1年)は下り基調のコースを「気持ちよく走れたんじゃないかな」(佐藤監督)と区間3位、総合順位を1つ上げて10位でフィニッシュした。
佐藤監督は「結果はほぼ予定通り」。コース変更には「それぞれの力と適性を考えて」オーダーを組んだ。アンカーの山嵜選手は「高校生になって力をつけた。楽しそうで、まだ余裕がある感じ」。『三条』チームは「それぞれが持っている力を出してくれた」「来年も楽しみなメンバー」だと評価した。
燕は11位
昨年、準優勝の燕は高校生4人、中学生1人でオーダーを編成。故障や不調でメンバーから外れた選手や出場メンバーも足に不安があったり、初めての距離だったりと「不安がある選手が多かった」(高橋比呂弥監督)ため、目標順位は設定せず、自身が決めた設定・目標で「気持ちよく走ってもらう」、「最後まで崩れることなく走る」ことを目標にした。
1区の日下部結唯(くさかべゆい)選手(新潟明訓高1年)は区間5位。2区・矢島乙(やじまおと)選手(燕中3年)は区間12位、総合9位で3区へ。高校女子駅伝を走ったばかりの川崎千羽(かわさきちはね)選手(日本文理高3年)は区間8位で順位を1つ上げた。
前日の午後に急遽走ることが決まった4区・酒井風羽(さかいふわり)選手(巻高1年)は自分のペースで4.95キロを走り切り、区間15位。5区・細貝芹莉(ほそかいせり)選手(新潟第一高2年)は意地を見せて区間4位で総合順位を11位に押し上げてゴールした。
高橋監督がポイントに上げた4区・酒井選手については「最長区間でかなり不安があったと思う。一斉スタートになったので自分のペースもつかみやすかったのでは」。1区・日下部選手は「県高校駅伝でもいい走りをしていた」、5区・細貝選手は「想定通りの走りだった」。欠場した選手には4区、5区を「任せたかった」。優勝を目指していたわけではないが、11位で満足しているわけではない。来年に向けては「選ばれた選手は燕の代表として頑張ってほしい」、「こちらも、(選手が)気持ちよく走られるようにしっかりサポートしていきたい」と語った。
第30回新潟県女子駅伝の様子
2025年11月2日
スタート(長岡市大手大橋付近)
ゴール(長岡市民防災公園防災センター付近)
表彰式
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