【剣道】男子優勝は小山（栃木）、女子優勝は白河（福島） |

第48回三条杯争奪高等学校剣道大会

三条剣道会（堀内靖記会長）主催の第48回三条杯争奪高等学校剣道大会が2023年4月30日に三条市体育文化会館で4年ぶりに開催され、男子は小山（おやま）（栃木）が5年ぶり4回目の優勝、女子は白河（福島）が初優勝した。
【追記】大会結果、成績、優秀選手賞名簿をアップしました。（2023.05.02）

三条杯は三条市及び近隣市町村の高校剣道部の強化を目的に三条高校剣道部OB会が中心になって昭和49年に始まった。2020〜22年は新型ウイルス感染拡大の影響で中止し、4年ぶりの開催に青森から滋賀までの強豪99校、男子81チーム、女子69チーム、1000人を超える選手が出場した。

開会式で堀内会長は「選手諸君は各県において選抜された精鋭であり、全国制覇を目指しその前哨戦として熱戦が展開されるものと期待している」と挨拶。滝沢亮三条市長は「三条市で大会が開催されるのは、この体文（三条市体育文化会館）の改修、感染症禍の影響で7年ぶり。試合も今後（の人生）も、後ろに仲間がいるんだという安心感をもって前に一歩進んで欲しい」と激励。三条市スポーツ協会の中條耕太郎会長は「自分の力を信じて相手に臨む、これも重要だが常に相手を尊敬し礼節を持ってという剣道の教えを持って一生懸命、試合をして欲しい」と述べた。

選手を代表して三条高の長岡龍之介主将が「我々選手一同は積み重ねてきた練習の成果を十分に発揮し、これまで私たちを支えて下さった全ての人に、そして4年ぶりの開催となった三条杯の関係者の皆様に感謝の気持ちを忘れず正々堂々と戦い抜くことを誓います」と声高らかに宣誓した。

午前8時半から九つの試合場で一斉に試合を開始。
地元三条からは三条高と三条東高から男女各1チームずつが出場。
第1試合に登場した三条女子は聖光学院（福島）に0-3、三条東女子は東海大甲府（山梨）に0-5、第5試合の三条男子は富山工業（富山）に0-1、第6試合の三条東男子は松商学園（長野）に0-3で、4チーム全てが1回戦での敗退となった。

健大高崎（群馬）対白河の女子決勝は白河が制し初優勝。
土浦日大（茨城）対小山の男子決勝は、小山が5年ぶり4回目の優勝を勝ち取った。
TV局のインタビューに白河の佐藤裕展監督は「試合を重ねるごとに、途中守る場面もあったが攻めきることができるようになった」、丹野菜々子主将は「（この優勝を）自信に変えてインターハイ予選に向けてもっと頑張りたい」。小山の鈴木慎太郎監督は「一人一人が気持ちをしっかり持って戦ったことがよかった。今日一日を通して成長できた」、関口真弥主将は「最近、結果が出ていなかったがここで結果が出せて嬉しい。インターハイ予選で優勝を目指す」と述べた。

成績［男子］

第48回三条杯争奪高等学校剣道大会成績［男子］
優勝	小山（栃木）	栃木県立小山高等学校
第2位	土浦日大（茨城）	土浦日本大学高等学校
第3位	龍谷富山（富山）	龍谷富山高等学校
第3位	取手第一（茨城）	茨城県立取手第一高等学校

成績［女子］

第48回三条杯争奪高等学校剣道大会成績［女子］
優勝	白河（福島）	福島県立白河高等学校
第2位	健大高崎（群馬）	高崎健康福祉大学高崎高等学校
第3位	日本航空（山梨）	日本航空高等学校
第3位	山形東（山形）	山形県立山形東高等学校