JFAバーモントカップ第33回全日本U-12フットサル選手権大会新潟県大会
JFAバーモントカップ第33回全日本U-12フットサル選手権大会新潟県大会(新潟県サッカー協会主催)が2023年2月25日・26日、上越市柿崎総合体育館(かきざきドーム)で開催され、レアル加茂FCクラージュが優勝した。準優勝はエル・オウロUK、第3位は長岡JYFC U-12。
バーモントカップ全国大会は8月に東京で開催されるフットサルの大会で、U-12が対象となる。予選会も兼ねている新潟県大会は小学5年生以下の県内各地区代表16チームが出場して開催された。県央地区からはレアルと分水FCジュニアの2チームが出場した。
全国大会は新型コロナウイルスの影響で第30・31・32回大会が中止となった。県大会は第30回大会が中止、31・32回大会は規模を縮小して実施した。
25日は4チームずつ4つのブロックに分かれてリーグ戦を実施。26日は1〜2位の8チームが決勝トーナメント(決勝T)、3〜4位の8チームがフレンドリートーナメントを戦った。
決勝Tには▽ラ・プラタUK ▽長岡JYFC U-12 ▽レアル加茂FCクラージュ ▽kF3 ▽エル・オウロUK ▽巻サッカークラブ ▽水原サッカー少年団 ▽ジェス新潟東SCが勝ち進んだ。
レアルは決勝T1回戦でkF3に2-1、準決勝で長岡JYに1-1(PK戦5-4)で勝ち決勝へ。連覇がかかるトレセンチームのエル・オウロは1回戦で巻SCを6-2、準決勝で水原を前半の3点差をひっくり返し6-5で決勝へ進んだ。
レアル対エル・オウロの決勝戦は大観衆がドームのスタンドを埋め尽くす中で午後4時過ぎにキックオフ。
前半早々、エル・オウロが#4のミドルシュートで先制。レアルも落ち着いて試合を進め前半4分、#17のゴールで同点に追いつくと、前半終了間際にフリーキックを獲得。レアル#20が「決まれ!と思ってドーンと思い切り打った」シュートが決まり逆転。
後半は、お互いにポストを使いながら左右に散らしチャンスを作ろうとするが、ディフェンスも強度の高い守備で対応。決定的なチャンスもGKのファインセーブなどで防ぎ両チームとも得点を許さず試合終了。レアルが2-1でエル・オウロの連覇を阻み初優勝した。準優勝はエル・オウロ、第3位は長岡JYFC U-12。
レアル加茂FCクラージュは、母体のレアル加茂スポーツ少年団が今後の少子化を見据え3月に同じ加茂市内の加茂フットボールクラブジュニアと合併し、加茂南蒲SCとしてスタートする。レアルはバーモントカップを初制覇したが、第34回大会には新チームでの出場となるため最初で最後の優勝となった。
優勝チームが出場する全国大会(2023年8月、東京)には新チーム「加茂南蒲SCクラージュ」で出場する。
大会後のF-SPOの取材にレアルの田中剛監督(42)は、「先制されたが選手たちが絶対優勝するという気持ちでなんとか逆転できた」と話し、「普段の練習をそのままこの大舞台で発揮できた」と力を込め、全国大会に向けては「新潟県代表として恥じることなく、決勝トーナメントに進めるように頑張りたい」と抱負を述べた。
市川遥斗キャプテン(11)は、「前半最初に先制点を決められたがそこから追いついて、僕が決めたのでよかった」「フィールドもベンチもスタンドもコーチも保護者も全員が一丸となって戦えた」と決勝戦を振り返り、全国大会では「はじめてなので1試合1試合大切に楽しんで、優勝したい!」と目標を話してくれた。取材中に周りを取り囲んだ選手たちは、取材が終わると全員で「ありがとうございました」と挨拶をしてくれた。
分水FCは予選リーグで3位となりフレンドリーTに進んだ。フレンドリー1回戦で三和少年サッカークラブに6-5、準決勝でFC Esprit de corpsに7-3、決勝でアクシーサッカークラブに7-3で勝ちフレンドリーTで優勝した。
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JFAバーモントカップ新潟県大会の様子
2023年2月26日(かきざきドーム)
決勝戦[レアル加茂FCクラージュ-エル・オウロUK]
表彰式
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