第27回新潟県女子駅伝競走大会
第27回新潟県女子駅伝競走大会(新潟陸上競技協会主催)が2022年11月6日、長岡市営陸上競技場〜栖吉町折り返しコースで開催され、帝京長岡が1時間7分35秒で初優勝した。準優勝は十日町A、3位は西蒲。燕は12位、三条市は18位だった。
大会には21チームがエントリーしたが新発田市が欠場し、20チームが午前10時半に競技場をスタート。トラックを1周と4分の3周して陸上競技場を出発。大手大橋を渡り中央図書館までの1区5.12kmを走る。2区はJA越後ながおか栖吉支店前までの2.82km、3区は栖吉町で折り返し再びJA越後ながおか栖吉支店前までの4.73km、アップダウンがある難コース。第3中継点から中央図書館前までの4区2.82km、さらに大手大橋を渡り陸上競技場まで戻る5区4.81km。1区と5区は昨年より各400m距離が短縮され、合計20.3キロで優勝を争った。(以下、敬称略)
帝京長岡が初優勝
帝京長岡は1区の1年・山田優花が18分20秒で3位、3年・村松華來(はく)が順位を1つ押し上げると、3区の3年・サラ ワンジルがトップに立ち、4区の3年・木之内絵里、5区の2年・村山愛純美と1位のままタスキをつなぎゴールした。帝京長岡は初めての優勝。
総合成績は以下の通り。
順位 | チーム名 | タイム |
---|---|---|
優勝 | 帝京長岡 | 1時間7分35秒 |
準優勝 | 十日町A | 1時間9分54秒 |
3位 | 西蒲 | 1時間10分42秒 |
※1区、5区は前回より距離が短縮されている。また、3区の走行距離が設定(4.73km)より短くなったため、3区記録および総合記録は参考記録扱い。
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燕は12位
「タスキをつなぐこと」を目標に掲げた燕・丹治えつこ監督は、一般1人、高校生1人、中学生3人でチームを編成した。
1区には昨年3区を走った細貝唯莉(ゆいり)(新潟第一高1年)を起用。区間15位で2区の深澤陽菜(はるな)(吉田中3年)へ。深澤は区間5位で総合順位を10位にアップ。3区は妹の細貝芹莉(せり)(燕中2年)が区間11位、4区の諸橋咲來(さくら)(吉田中2年)は区間10位で5区・アンカーの佐藤美音(みと)(47歳)にタスキをつなぐ。「この年にして伸び盛り」(丹治監督)の佐藤はゴールの瞬間に笑顔がこぼれた。
総合順位12位、1時間13分41秒の結果については「12位で満足している」(丹治監督)。「タスキがつなげた」ことが一番の喜びで、「楽しく走れた」と評価した。高速化が進む中で「来年は高校生でチームが組めそう」と燕も対応。「来年は入賞します!」と宣言した。
三条市は18位
三条市は一般2人、中学生3人でチームを編成。人員もギリギリ、高校生もいない、長距離経験のないメンバーもいる状況の中で「チームを組んでなんとか参加しよう」(西山猛彦監督)という目標で出場。
昨年も1区を走った小林杏実(あみ)(嵐南小学校教員 25)は区間17位。2区・山嵜美紅(みく)(第一中1年)は区間18位、3区・横山陽春(ひなた)(第四中2年)は区間17位、4区の南雲結(ゆい)(第三中3年)は区間19位、5区・藤本菜緒(なお)(第二中学校教員 24)は区間19位。1時間19分25秒、総合順位18位でフィニッシュした。
「なんとか走り切って欲しい」と祈るような思いの監督は、順位もタイムも「気にしていない」。4区・南雲、5区・藤本は元々短距離の選手。男子長距離の合同強化練習に参加していたことから「お願い」をして出場にこぎつけた。「来年も必ず参加して一つでも二つでも上の順位を狙っていきたい」と、前を向く。
第27回新潟県女子駅伝の様子
2022年11月6日(長岡市営陸上競技場・大手大橋付近)
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