第75回新潟県駅伝競走大会
長岡-新潟間の12区間110.1kmのコースをタスキでつなぐ新潟県駅伝競走大会が開催され、「糸魚川市」が5時間56分36秒で初優勝した。「三条市」は6時間20分34秒で19位、「燕市」は6時間32分18秒で21位だった。
第75回新潟県駅伝競走大会(新潟陸上競技協会、新潟日報社、BSN新潟放送など主催)は2022年10月16日、長岡市営陸上競技場から新潟市陸上競技場までの全12区間110.1kmのコースを26チームがタスキをつないだ。「糸魚川市」は7区でトップに立つとそのまま1位を守り優勝。「見附市」は17秒差の5時間56分53秒で準優勝。前回覇者の「新潟市中央」は5時間58分5秒で第3位。
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「三条市」は19位
昨年13位の三条市は10位を目標に掲げたが総合順位19位に沈んだ。原因を高井滋監督は後半27度まで上がった気温を上げ、「後半は暑さに負けた選手が多かった」とした。
三条チームの練習会には小中学生や女子チームからの参加者も多く盛況だが、いざエントリー選手を数えると「ギリギリの人員」。昨年、12区で区間賞の丸山真孝選手にもオファーを出したがエントリー締切直前で辞退の連絡。県外から出場した山口皓平選手(千葉大院2年)、駒形知季選手(東洋大3年)、神子島颯汰選手(日大4年)の3人が走れなかったら「大変な状態だった」。
そんな中でも新潟県中学校総合体育大会1500m、3000mの2種目優勝の安達駿選手(栄中3年)と、6区の岡田瑞生選手(25・三条市陸協)が区間2位でチームに勢いをつけた。5区神子島選手は区間10位、順位も24位から19位に押し上げた。7区渋木信寿選手(44・ホンダカーズ長岡燕三条)、8区山岸義実選手(39・皆川農器製造)は陸上競技の経験がないながら区間12位、19位で襷を繋ぎ「県駅伝も2回目ながらしっかり走ってくれた」。
総合順位は19位だったが「県外の大学生が走ってくれ、忙しい中で練習会に参加してくれた大学生・社会人がいたからこそ出場することができた」と感謝。来年に向けては、(一握りの)速い選手がいるから勝てるわけではなくてチーム全体の底上げをしていかないと上がっていかない。日々の練習の積み重ねを基礎としてチーム全体の底上げを図りながら、「地道に小中学生を含めた練習に取り組み、選手の拡大、強化を進めたい」と述べた。
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「燕市」は21位
平均年齢が非常に若く「いま世代の入れ替わりの時期」(藤井博史監督)の燕市は「すぐに結果を出すのは難し」く、総合順位は21位だった。
召集を考えていた、昨年3区で区間3位の小林弘人選手は実習のために出場辞退。日本インカレにも出場した松岡竜矢選手は寸前に故障のため辞退。「期待していた大砲が抜けてしまって」急遽走ることになった選手が「レースの流れに乗れなかった」。
「前半で波に乗れないチームは下位に下がってしまう」近年の傾向から「少ない選手で前半にベストなメンバーを起用」。エース区間の3区に急遽「大抜擢」された柳田光選手(新潟第一高2年)は期待に応えて区間9位の走り。全中にも出場した4区の丸山展選手(吉田中3年)は区間4位で順位も20位から14位に押し上げた。
登録ができなくて走れなかった選手もいて「選手の足並みが揃わなかったのは私の責任」(藤井監督)。「来年すぐに結果を出すのは難しい」が丸山選手、澁木斗夢選手(燕中3年)、星野奏人選手(加茂高1年)や燕市陸上競技協会のジュニア選手の育成をはかり「中高生の強化を進め」、この冬からチーム一丸となって「見えた課題に取り組んでいきたい」と語った。
今大会から採用された2区の「ふるさと制度」に来年以降、岸本大紀選手や松岡選手を起用して「盛り上げたい気持ちがある」とも明かした。
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第75回新潟県駅伝競走大会の様子
2022年10月16日
南四日町中継地(三条市民プール)
三条中継地(三条市役所前)
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