【カヌー】日本代表當銘孝仁選手が分水・万代高生と公開練習

パドルスポーツフェスタ

カヌースプリント日本代表の當銘孝仁選手(とうめたかのり・29)=アーネスト(株)=が2022年9月3日、分水高、万代高のカヌー部員と一緒に新潟県三条市の五十嵐川で公開練習を行なった。明日4日には當銘選手を応援し、パドルスポーツを体験するイベント「パドルスポーツフェスタ」が三条市水防学習館で開催される。

當銘選手は9月3日午前10時から、五十嵐川にかかる嵐川橋から御蔵橋の間で公開練習を行なった。分水高、万代高のカヌー部員22人も参加し、オリンピアンから漕ぎ方の指導を受けながら練習を繰り返した。
嵐川橋から上流に向かって一斉にスタートし約50m程の距離をダッシュ。御蔵橋付近で折り返し、下流に向かってダッシュするスピード練習を1時間程行なって終了した。

万代高校端艇部2年の石井慧さんはカナディアンの選手。當銘選手から指導を受けるのは今回で3回目となるが「緊張もしてガチガチだった」。當銘選手からは「漕ぐときにいかに楽に漕ぐか、効率的に漕ぐかが重要」とアドバイスされ、パドルを水に入れるときの形とか意識して「漕ぎ方のフォームに注意しながら」練習をした。當銘選手に会って「漕ぎ方がキレイで、本当に速いんでああいう風に自分も速くなりたい」と話した。

9月7日から日本選手権に出場する當銘選手は「試合前でスピードも上げておきたかったので短距離漕」の練習を選択。高校生たちを見て「漕ぎが小さい」。怖がっている感じがあり「前で掴む感覚とやり方がわからないから前にいけない」。「どうやったら前からしっかり水を捕まえることができるか」をアドバイスをして、自身も試合前にスピードを上げておくように練習をした。
カヌー日本代表當銘孝仁選手を応援しよう!「パドルスポーツフェスタ」
三条市スポーツ協会(中條耕太郎会長)では地域資源を活用しカヌーなどのパドルスポーツを通じて地域活性化を目指す事業として2017年から五十嵐川を漕ぎ下るイベントや体験教室を開催しパドルスポーツの普及に努めてきた。東京オリンピックに出場した當銘選手もイベントや体験教室に参加してきた。

「パドルスポーツフェスタ」はレジャーカヌー、SUP、ラフティング、競技用カヌーのパドルスポーツの体験をしてもらい、4月からアーネスト株式会社(新潟県三条市福島新田)所属となりプロアスリートとして活動を始め、2024年のパリ五輪出場を目指す當銘選手を応援し、触れ合ってもらうイベント。三条市と一般社団法人三条市スポーツ協会が主催する。

明日・4日は午前11時から信濃川と五十嵐川の合流点の三条市水防学習館(新潟県三条市上須頃167番地1(信濃川船着場))で体験会を開催する。
①11:00〜11:20、②11:30〜11:50、③13:30〜13:50、④14:00〜14:20、⑤14:30〜14:50
参加は無料。10:30から先着順で受付る。
[レジャーカヌー]パドルと呼ばれる櫂で漕ぐ舟のことで、海や川、湖などの水面を散歩する感覚で楽しむことができる。
対象:小学1年生以上(小学1・2年生は保護者同伴) 定員:各回15人
[SUP]スタンドアップパドリング。水面に浮かぶボードに立ち、パドルを漕いで水上散歩を楽しむ。
対象:小学1年生以上 定員:各回5人
[ラフティング]ゴムボートを数人で漕ぐアクティビティ。
対象:3歳以上 定員:各回16人
[競技用カヌー]文字通り競技をするためのカヌー艇で、幅が狭く不安定だがスピードを出すことができる。
対象:小学1年生以上 随時受付

當銘選手応援イベント「エキシビジョンSUPレース」は、當銘選手と分水高、万代高のカヌー部員等30人が参加しSUPによるレースをして優勝を決める。12時から予選(3組)を行い勝ち上がった選手で午後1時に決勝を行う。當銘選手が優勝できるとは限らない、ガチレースが繰り広げられる予想。

當銘選手の公開練習の様子

2022年9月3日(五十嵐川/嵐川橋付近)

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