【カヌー】東京五輪出場の當銘選手を講師にカヌー体験 三条市下田中

三条市立下田中学校「総合学習」カヌー体験

新潟県三条市立下田中学校(小林貴英校長)は2年生の総合学習で、三条市在住でカヌースプリント競技で東京オリンピックに出場した當銘孝仁(とうめたかのり・29)選手=アーネスト=を講師にカヌー体験及び講演会を行った。

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同校の2年生は総合学習でふるさと学習を企画。1年生だった昨年「ふるさとの魅力を発信しよう」とパンフレット形式で下田の良いところを考えた。その企画の中から11月に体験学習をスタートし、最後の仕上げにカヌー体験をすることになったもの。2年生の2クラス約60人が三条市大谷ダムで、2022年6月8日・9日に1クラスが1日ずつカヌー乗艇体験、當銘選手のミニ講演会、競技艇体験やフリー乗艇を体験した。

6月9日は2年1組が体験。午前9時頃にバスでダムに到着した生徒たちは2班に分かれて、新潟県カヌー協会の会員からパドルの持ち方、漕ぎ方やカヌーの乗艇・降艇の指導を受けて1班ずつ乗艇を体験。生徒たちは「ヤバイよ〜」「ゴー、ゴー」と歓声を上げ、跳ね上げた水に「濡れた〜」と喜んでいた。

もう1班は當銘選手のミニ講演会を聞いた。當銘選手はオリンピックに出る選手になれたのは「たまたま」で、カヌーを始めたのは高校の時、アルバイト先で高校の先輩から誘ってもらったから、「本当に偶然」。小さい頃から目標があって、オリンピック選手になりたいと思っていたわけではなかった。
夢は「いま無くても平気」、大事なのは「いろんな人に出会うこと」。いろんな人から学ぶ。かっこいいと思う人の真似をする。大事なのは、いいと思ったことは突き詰めること。人に出会い、経験を積むことが大事、「少しでもやりたい事があったらどんどん挑戦しよう」と語りかけた。

當銘選手が肩幅より狭い競技艇で試技を披露。カヌーは上半身だけの動きのように見えるが、下半身の足の踏ん張りだとかタイミングとか全身がオールインワンになっていないと漕げない、と説明を受け、當銘艇が生徒の前を漕ぎ過ぎると「ハヤ〜!」。

希望者の競技艇体験では、カヌーの前後をおさえてもらい乗艇して競技艇を体感。はじめは落ちないように慎重にバランスをとっていたが、一人が落水してしまった後は徐々に落水することにヨロコビを感じはじめ、他の生徒たちは「おいしい!」と拍手。最後は競って水の中に飛び込んでいた。

競技艇体験後の取材に、以前にカヌー体験で乗艇経験のある男子生徒は「バランスが悪いのに(當銘選手が)漕いでいて凄い」「自然を見ながら珍しい体験ができて楽しかった」、「これからもカヌーをやってみたい」と話した。

三条下田中カヌー体験の様子

2022年6月9日(三条市大谷ダム)

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