【カヌー】奥田翔悟選手が4連覇　福本かな子選手が優勝　ジャパンカップ新潟・三条大会

2022カヌーワイルドウォータージャパンカップ第1戦

日本カヌー連盟の公式戦となる2022カヌーワイルドウォータージャパンカップ第1戦が2022年4月24日、新潟県三条市の五十嵐川で開催され、奥田翔悟（男子K-1・C-1）、福本かな子（女子K-1）選手が優勝した。地元の三条市スポーツ協会から出場した岩瀬晶伍選手がナショナルBチーム入りをした。

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2022カヌーワイルドウォータージャパンカップ第1戦・2022CAPTAIN STAG CUP（キャプテンスタッグカップ(CSC)）が4月24日、五十嵐川特設カヌーワイルドウォーターコースで開催された。

奥田翔悟、福本かな子選手が優勝

ジャパンカップは日本カヌー連盟が主催の公式戦。2022年は国内各地で5戦が行われる。五十嵐川特設コースでは2018年から5回目の開催となった。国内のトップ選手、男女17人が出場し、白鳥の郷公苑(新潟県三条市森町1774番地1)をスタート地点に、花江大橋まで約3kmの特設コースを漕ぎ降り優勝を争った。

奥田選手は男子K-1（カヤックシングル）、男子C-1（カナディアンシングル）の2種目で優勝。K-1は三条大会4連覇。女子K-1は福本選手が優勝した。大会の各結果は以下の通り。

ジャパンカップ結果のダウンロード↓

奥田選手はレースについて「流れから外れてしまったところがあった」と反省、2種目での優勝を「二刀流なので、両方ともトップを続けたい」。ナショナルAチーム代表内定に「まだまだ世界では通用しないのでもっと競技力を上げていきたい」と気を引き締めた。

盛り上がったキャプテンスタッグカップ

ジャパンカップ（JC）終了後に、CSCが行われた。CSCはカヌーワイルドウォーター（WW）愛好者が対象のレースで、JC出場者の中から11人が出場し、種目ごとにトーナメントで優勝を争った。WWは川を漕ぎ下るダウンリバーでレースを行うが、観覧者にわかりやすいように競技方法を変更。2艇が同時にスタートするクロス方式で、川の両岸に設定した回航地点を1往復した後にゴールに向かって漕ぎ降る。2艇の競り合いが目の前で繰り広げられ、勝敗がすぐにわかるところが見どころ。

会場内では、オリンピアンの當銘孝仁選手とカヌースラローム元U23日本代表の佐伯実況雄太郎選手という豪華な二人が白熱するレースを熱く実況。艇が接触したり、コース取りで形勢が逆転する場面が観客の目の前で展開する様子に「想像以上に楽しかった」との声も聞かれた。
キャプテンスタッグカップは森田涼太（男子K-1）、山田茉未（女子K-1）、中野貴文（男子C-1）選手が優勝した。

キャプテンスタッグカップ結果のダウンロード↓

岩瀬選手は3回目のナショナルチーム

岩瀬選手のJCの結果は10分12秒29で9位。3回目のナショナルBチーム入りが内定した。レースについては「慣れ親しんだコースでライン取りはできたが、体調が万全ではなく漕ぎきれなかった」と振り返った。大会を運営する立場でもあり、CSCは「見るスポーツ」を意識したイベントで「かなり盛り上がったのですごく良かった」と手応え。『下田の地をカヌーの聖地に』と掲げ、JCを招致・運営したり様々なイベントや取り組みを行い、東京五輪に出場した當銘選手をはじめ三条市スポーツ協会所属の選手を支援してきたことなどが徐々に実を結び、「下田でカヌー。三条市=カヌー」という認識が「牛歩のごとくだが広まってきている」、「このジャパンカップも市民権を得てきている」と感じていると述べた。

［訂正］
見出しで「岩瀬選手は3回目の日本代表」とあるのは「岩瀬選手は3回目のナショナルチーム」が正確な表現でした。
お詫びして訂正いたします。（F-SPO）

ジャパンカップ・キャプテンスタッグカップの様子

2022年4月24日（五十嵐川特設コース）
ジャパンカップ

キャプテンスタッグカップ

佐伯選手（左）とオリンピアン當銘選手の熱い実況

クリーンリバーで清掃活動

表彰式

CAPTAIN STAG CUPの豪華景品

新潟県カヌー協会柴田圭介副会長の挨拶

ジャパンカップ男子K-1の表彰。左から2位の平岩、優勝した奥田、3位の大戸選手

ジャパンカップ女子K-1の表彰。左から2位の渡邉、優勝した福本、3位の笹生選手

ジャパンカップ男子C-1の表彰。左から2位の中野、優勝した奥田、3位の出口選手

キャプテンスタッグカップ男子K-1の表彰

キャプテンスタッグカップ男子C-1の表彰

キャプテンスタッグカップ女子K-1の表彰

SUPを賭けてじゃんけん

山形牛を賭けた大じゃんけん大会

記念撮影

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