【りんぐる】R4年度は値上げせず R3年度のプログラム・料金体系を維持

令和4年度りんぐる説明会

三条市総合型地域スポーツクラブ りんぐる(野崎勝康会長)は、2021年12月20日に令和4年度りんぐる説明会を開催し、昨年新型ウイルスの影響で落ち込んだ利用人数や収入は今年は一昨年並みに戻ってきていて、令和4年度は3年度のプログラム・料金体系を維持していくとした。


りんぐるのクラブマネージャーの岩瀬晶伍さんが、20日午前11時から三条市体育文化会館マルチルームで説明会に参加した70人程の会員に対して「令和4年度りんぐるについて」令和3年度現状報告と来年度の運営方針などの説明を行った。

令和3年度のりんぐるの状況は登録者数、利用人数、収入共に新型ウイルスの影響で落ち込んだ令和2年度に比べ、元年度に近いところまで戻ってきている。3年度の収入は会員制度の改定により昨年と比較して約170万円の増収となった。


昨年度から経営安定化を目指して4年度の月会費制度への移行を検討したが、現状把握や今後の状況、会員と市をはじめとした関係機関と問題意識を共有し改善の方向を考え、4年度も今年のプログラム・料金体系は改定せず維持していく方向となった。

ただ、プログラムを実施している三条市体育文化会館、栄体育館・下田体育館が新型コロナウイルスワクチンの3回目接種会場になる予定で、プログラムを実施する会場の変更が多くなる。

来年度から総合型地域スポーツクラブ制度が県の登録・認証制度になる。
総合型はスポーツ庁が始めた仕組みで、住民主体によってスポーツ推進を図る取り組み。「多種目」「多世代」「多志向」という3つのキーワードを掲げ、各自の興味関心・競技レベルに合わせて、さまざまなスポーツに触れる機会を提供する地域密着型のスポーツクラブのこと。地域住民の皆さんと一緒に運営をしていく、クラブを作っていくというのが総合型スポーツクラブで、民間のクラブとは違うことを改めて説明。

会員と一緒にクラブを作っていくことが登録・認証制度の要件となるため、現在りんぐるの運営委員会に会員から2人入ってもらっているが、もっと色々な場面で会員から運営に参加・参画して欲しいと求めた。

りんぐるは年会費を払う事で、一定期間定められたプログラムに自由に参加できる年間受け放題の仕組み(サブスクリプション型)で、総合型では全国的に見てもほとんどないシステム。全てのプログラムに参加すると単価がすごく安くなる会員にとって嬉しいシステムだが、会費収入が会員数により大きく影響されて経営的には非常に難しく、サブスク型から月謝制にして各プログラム一つ一つの料金制にしないと継続できないと指摘されている。

岩瀬さんは「今後りんぐるは三条市で何ができるのか、りんぐるは「何のために」「誰のために」を会員の意見をいただきながらしっかり考えてクラブ運営に役立てていきたい」と述べて、これからはプログラム内容に関するアンケートを実施して、結果や現状況の精査・検討を踏まえた上で、来年2月にクラブガイドを発行する予定だと説明して、20分ほどで説明会を終了した。

りんぐるでは当日参加出来なかった会員のために、説明会の動画をYouTubeにアップ・公開している。

りんぐるでは現在、12のフィットネスプログラムと14のスポーツ教室プログラム、自主運営プログラムと不定期で中・短期プログラムを実施している。参加費はフィットネスで年間、学生(中学生)9,900円、一般(高校生以上)14,850円、シニア(65歳以上)12,375円、スポーツ教室は小中学生2,200円〜4,840円、一般5,940円、シニア4,950円、他に入会金(初年度のみ)、消耗品費等、スポーツ安全保険料がかかる。

説明会の動画

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