にいがたアスリートキャリアフォーラム2021
新潟県内企業等に就職し、競技スポーツの継続を希望するスポーツ選手と県内企業をつなぐ交流イベント「にいがたアスリートキャリアフォーラム2021」が2021年11月10日に新潟市内のホテルで開催され、新潟県にゆかりのあるオリンピアン4人がスポーツへの企業支援について語った。
フォーラムは新潟県社会人スポーツ推進協議会が優秀なスポーツ選手の県内定着を目的とし、アスリートと県内企業との合同交流イベントを平成29年度から実施。今年が9回目の開催となり、これまでに31人のスポーツ選手や指導者が企業に採用されている。今回は新潟県にゆかりのあるオリンピアン4人が出演し、新潟から世界を目指す意義などを語るプレミアムトークセッションも行った。
午後1時半からの第1部では4人のオリンピアンが「新潟から世界を目指す!」をテーマにトークセッションを行った。南魚沼市出身の小野塚彩那選手(ソチ五輪銅メダリスト)は「後援会長と地元企業を回って、なんの根拠もないのに五輪に出ます、と言いきってサポートをしてもらった。地元新潟の方々のおかげで五輪出場、メダルを取ることができた」と感謝し、志水祐介選手は「マイナースポーツをサポートするということはリスクがあり、リスクを負った中でも協力してくれた。選手としては結果を出し、知名度が上がることによって恩返しができる」、中村美樹選手 は「就職してからナショナルチームに1年だけ入ったが、奢りや自信過剰になって翌年落選した。所属先の会長に、山形に戻ってやり直したい、と申し出た」ところから五輪代表の座を掴んだ。
當銘孝仁選手は「高校から競技をはじめたが、きっかけは(カヌーで)強くなれば海外に行けるよ、とアルバイト先の先輩に競技に誘われてだった。今はパリ五輪に向けてスポンサーを探している」と述べた。
第2部のアピールセッションでは8人のアスリートがスポーツ選手採用企業とのマッチングを求めて1人3分の自己アピールを行った。東京パラリンピックT46マラソン銅メダルの永田務選手は「38歳になるが私自身まだまだやれる、こんなもんじゃない、と思っている。パリパラリンピックで私なら金のメダルを持ち帰ることができると信じている」と訴えた。
採用企業側は14社が1社1分で自社紹介。三条市からは2社が参加し、シマト工業株式会社は「燕三条地域にあるモノづくりの企業。様々な部品を作っているがアスリートの身近なものは「セノー」のトレーニング機器をOEMで受託していて、スポーツに関しては身近に感じている」、アーネスト株式会社は「キッチンウエアと日用品雑貨のファブレスメーカー。中小企業では珍しく企業内託児所を設けている。中国人、韓国人の社員もいる。多様性のある企業のあり方を考えながら取り組んでいきたい」と話した。アスリートと企業はウインウインの出会いを求めてフリートークを行い、午後5時頃にフォーラムを終了した。
氏名 | 所属 | |
小野塚彩那 | フリースタイルスキー ソチ五輪銅メダリスト 新潟県南魚沼市出身 |
石内丸山スキークラブ |
志水祐介 | 水球 リオ五輪・東京2020五輪日本代表 熊本県熊本市出身 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 |
中村美樹 | アーチェリー 東京2020五輪日本代表・団体5位入賞 山形県鶴岡市出身 |
株式会社ハードオフコーポレーション |
當銘孝仁 | カヌースプリント 東京2020五輪日本代表 沖縄県糸満市出身 |
一般社団法人三条市スポーツ協会 |
※敬称略 |
アスリートキャリアフォーラムの様子
2021年11月10日(ホテルイタリア軒)
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