【陸上】大会新記録は公認が1、参考が9　市民総体陸上競技

令和3年度第17回市民総合体育祭陸上競技大会

新潟県三条市で市民総合体育祭陸上競技大会が開催された。競技開始直前にタイム計測のための写真判定装置が起動しなくなるトラブルが発生。ストップウォッチでの手動計測に切り替え大会を実施したが、トラック種目は全て「参考記録」となり、大会新記録も未公認となった。

令和3年度第17回市民総合体育祭陸上競技大会（三条市・三条市スポーツ協会・三条市陸上競技協会主催）が2021年8月29日、三条・燕総合グラウンド陸上競技場で開催され、トラック競技43種目、フィールド競技13種目に303人、述べ449人がエントリーして優勝と記録をめざして競技した。

密にならないように集合しないで行われた開会式で、三条市陸上競技協会の藤田五郎会長は新型コロナウイルス感染拡大下での大会に「開催を感謝するとともに、感染防止対策を十分に行いながら盛大に行っていきたい。市民大会を最後に部活を引退する3年生も多いと思うが、楽しくやっていきましょう」と挨拶を述べた。第一中学校2年生の佐藤友斗選手が「我々選手一同は日頃の成果を十分に発揮し、少しでも自己記録を更新できるよう精一杯競技することを誓います」と選手宣誓。続いて、県大会以上の大会で上位入賞し活躍した選手20人を令和3年度優秀選手として表彰した。

午前9時半の競技開始直前に写真判定装置が起動しなくなり、トラック競技のタイム計測ができなくなったため三条陸協と管理棟からストップウォッチを集めて対応することにした。トラックのゴールで手動計測したものを用紙に手書きで記入し、一つ一つの記録をパソコンで打ち込み、陸上競技会運営システム「アスリートランキング」のウエブサイトにアップした。トラック競技の記録は100分の1秒を繰り上げて10分の1秒までの表示となり、手動での記録公認条件を満たしていないため、すべて「参考記録」となった。フィールド競技は公認記録となる。

ゴールではストップウォッチで手動計測

煙が見えるように黒の円盤の前でピストルを打つ

競技は全て1時間繰り下げて行われた。午後1時半の競技場は晴れ、気温31度、湿度57％、西の風1.7mのコンディションの中で、公認大会新記録1、参考大会新記録9が生まれた。
円盤投げでインターハイに出場した新潟県央工業高の皆川将伍選手は砲丸投で11.86m（大会記録11.38m）の公認大会新記録を出した。三条･大崎学園（中）の神田大和選手は参考ながら100mで11秒0（同11秒46）、100mHで14秒7（同15秒82）と大会記録を大幅に更新した。
公認、参考大会新記録は以下の通り。

大会上位記録は以下のとおり。

大会上位記録一覧のダウンロード↓

優秀選手表彰

令和3年度優秀選手表彰者は以下の通り。

令和3年度優秀選手表彰者一覧のダウンロード↓

大会の様子

2021年8月29日（三条・燕総合グラウンド陸上競技場）

挨拶をする藤田五郎会長

佐藤友斗選手の選手宣誓

令和3年度優秀選手表彰

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