【スポーツ表彰】テニス・佐藤隆司さん、ソフトボール・阿部キヌ子さんの功労を讃える

三条市スポーツ協会令和7年スポーツ功労者賞表彰

一般社団法人三条市スポーツ協会(中條耕太郎会長)は、1月12日午後6時から三条市旭町のジオ・ワールドビップで新年祝賀会を行い、三条市のスポーツ界に功労のあった佐藤隆司さん(70)、阿部キヌ子さん(73)の2人を令和7年スポーツ功労者として表彰した。

(投稿/2025年1月12日)


開会挨拶で中條会長は「ことしは三条市が合併20年、三条市スポーツ協会も20年で原点回帰の節目。
(人口は)今後の5年で三条が5000人、燕で3000人、加茂で1000人、県央地区の三条、燕、加茂各市でおよそ1万人の減少となる。この人口減少に合わせたスポーツ環境を考えていく必要があるということが節目の原点スタート。今まで各市町村単位で行なっていたものを、県央が一つにまとまり県央スポーツネットワークで進めていく必要があり、子供たちに対してもスポーツをできる環境や部活の地域移行にも対応できる。子供たちを育てるためにスポーツの環境整備を一緒に作っていけるようにお願いしたい」と述べた。

表彰式では佐藤さん、阿部さんに中條会長がそれぞれ表彰状を手渡した。

スポーツ功労者賞の佐藤隆司さん


佐藤さんは「三条市テニス協会発展のためにどんなことができるのかを考えながら、「テニスの日」イベントを行い愛好者の拡大をはかり、テニスコートの整備などを行なってきた。これからも発展のために尽くしていきたい」と謝意を述べた。

スポーツ功労者賞の阿部キヌ子さん


阿部さんは「15歳でソフトボールに出会ってやがて60年近くになる。体力の限界を感じて引退を考えた時に『ものすごく素晴らしいこと』が起きた。新しく50歳以上の女性チームのカテゴリーができ、全国大会、北信越大会と開催されることが決まった。私達はまたそこから息吹を吹き返し全国大会にも参加している。70歳を過ぎたが4人の同期とともに、好きなソフトボール毎週やっている。そんなご褒美としてこんな素晴らしい賞をいただいて本当に恐縮している」と衰えない情熱を語った。

来賓祝辞で滝沢亮三条市長は元旦マラソンを走った時に沿道から多くの応援をもらい、多くの市民や自分自身も笑顔で走って「スポーツするのはいいな」と感じたと話した。中條会長の挨拶を受けて少子化について「20年間で三条市の赤ちゃんの数が2分の1以下になっている状況を踏まえて、昨年の秋から三条市未来の学校検討委員会で小学校の統廃合の可能性について検討を始めた。子供たちの減少に伴う勉強、部活、スポーツの環境をどうしていくのかは、皆さんと一緒に、知恵もお借りしながら考えていかなければならない」とした。ほかに三条市の子供たちの明るい話題として「スノーボード選手の活躍や、走高跳びで昨年、歴代の日本の中学1年生女子の日本記録を樹立」という素晴らしい活躍を紹介した。

続いて森山昭三条市議会議長の乾杯で祝宴に移った。

令和7年スポーツ功労者賞受賞者は以下の通り。

スポーツ功労者賞
No 氏名 推薦団体
1 佐藤隆司(サトウタカシ) 三条市テニス協会
〈受賞理由〉
三条市テニス協会の顧問として、協会発展とテニス普及に尽力されました。また、長年に渡り理事として、平成24年からは10年間会長として、協会をまとめ、けん引して来られました。その間に、三条市のテニス環境を整えるための市への働きかけや、初心者テニス教室の設置と運営などを行い、顧問就任後は佐藤杯テニス大会の開催など、精力的に活動して来られました。令和4年から協会顧問として、現在も協会発展とテニス普及に尽力されています。
2 阿部キヌ子(アベキヌコ) 三条市ソフトボール協会
〈受賞理由〉
2003年に日本ソフトボール協会「スポーツ指導者資格」を取得して、ソフトボール愛好者へのご指導を行い、愛好者の拡大と技術向上の実績に貢献されました。そして、2014年以降は、三条市ソフトボール協会・新潟県ソフトボール協会理事として三条市ソフトボール協会・新潟県ソフトボール協会の発展に大きく貢献されました。また、永年の三条市ソフトボール協会・新潟県ソフトボール協会貢献が評価され、国の文部科学大臣「スポーツ普及振興賞」を受賞されました。


【スポーツ功労者表彰対象者】
1.10年5期以上に亘りスポーツ協会運営に対して功績のあった方
2.同一種目・同一団体にて幹部として10年以上発展・振興に功績のあった方
3.25年以上に亘り、地域スポーツ・ジュニアスポーツ育成に貢献した方

三条市スポーツ協会表彰の様子

2025年1月12日(ジオ・ワールドビップ)


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