【カヌー】日本代表の當銘孝仁選手、小松正治選手が分水高・万代高カヌー部選手を一人ひとり直接指導

アーネスト カヌースプリントクリニック

カヌースプリント日本代表の當銘孝仁選手(とうめたかのり・31)と小松正治選手(こまつせいじ・32)が、競技力向上のために分水高校カヌー部、万代高校端艇部の選手たち一人ひとりを直接指導するクリニックが開催された。

(投稿/2024年7月26日)


新潟県カヌー協会は地域貢献の取り組みの一環で、県内カヌー部の高校生を対象にカヌー日本代表の二人の選手による技術指導を行うアーネストカヌースプリントクリニックを7月20日、三条市の五十嵐川などで実施した。
カナディアンが専門の當銘選手による指導はこれまでも度々行われてきたが、カヤックが専門の小松選手からも加わってもらうことでスプリント種目の選手全般に対応する。

クリニックには分水高、万代高の1〜3年生カヌー部員30人(カヤック17人、カナディアン13人)が参加。カヤックの選手、カナディアンの選手がそれぞれ“陸上”と“水上”に分かれて技術指導を受けた。

“陸上”は三条市水防学習館船着場にトレーニングマシーンのエルゴメーターを持ち込み、マシーンで一人ひとりのフォームをチェック。小松選手は肘の角度や、腕と腕との間の空間を保持しながら漕ぐようになどとアドバイスを行なった。

“水上”は嵐川橋付近の五十嵐川でカヌーを漕いでもらい、“陸上”トレーニングでマシンを使って落とし込んだテクニックを実際に水上でできるかどうか?フォームのチェックをした。當銘選手はキャッチするときの腕の角度、パドルを抜く瞬間の角度が正くなるようになどを助言した。


閉講式で、當銘選手は「きょう教わったことはすぐに、なんなら解散してすぐに、振り返り思い出しながら動作をものにしてほしい。インターハイ、国スポに出る選手はしっかりレベルアップして大会に臨んで欲しい」、小松選手は「一人ひとり(充分な)時間が取れなかったが、多少なりとはアドバイスできたと思う。継続していかないと身につかない。しっかり取り組んで、インターハイなどで活躍する姿を楽しみにしている」とあいさつ。

県カヌー協会副理事長の岩瀬晶伍さんはクリニックの意義について「日本代表のトップアスリートに指導を受ける機会は他の競技ではあり得ないと思う。(これからも)こういう機会を作っていきたいので、ぜひ参加して競技力向上に努めてほしい」と選手たちに呼びかけた。


[小松正治選手プロフィール]
カヌースプリントカヤック日本代表
所属:愛媛県競技力向上対策本部
1992年1月29日生まれ
2014年アジア大会銅メダル(カヤックシングル200メートル)
2023年アジア大会銅メダル(カヤックフォア500メートル)
[當銘孝仁選手プロフィール]
プロアスリート・カヌースプリントカナディアン日本代表
所属:株式会社アーネスト
1992年12月21日生まれ
2020年東京オリンピック(カナディアンシングル1000メートル)

カヌースプリントクリニックの様子

2024年7月20日(五十嵐川、三条市水防学習館船着場)

写真等の掲載について⇒
プライバシーポリシーのページへ⇒


Comments are closed