【プロレス】「王者の魂」が流れる中で、ジャイアント馬場さんの最後の愛車キャデラックが日本で初めて走行

ジャイアント馬場 没25年記念イベント

三条市出身のプロレスラーで三条市名誉市民の故ジャイアント馬場(本名 馬場正平)氏の没25年の節目を記念して、馬場氏の最後の愛車キャデラックの名誉市民ギャラリー展示記念パレードが7月20日午前9時から、三条市図書館等複合施設「まちやま」で行われた。

(投稿/2024年7月22日)


ジャイアント馬場氏が平成11年1月31日、61歳で逝去してから25年となる節目の年に、キャデラックのパレードや、ゆかりの品を展示する記念展、往年の名レスラーによるトークショーなどが「ほまれあ」のオープンに合わせて7月20日に開催された。

キャデラックは馬場氏がアメリカ武者修行時代に苦楽をともにしたプロレスラー、ブルーノ・サンマルチノ氏からその大きな体に合う車としてプレゼントされた車で、その後は乗り換えるたびに同じ色、同じ型のキャデラックに好んで乗車していた。

思い出の地・ハワイで使用していた馬場氏の最後の愛車は、ジャイアント馬場氏の肖像権及び商標を管理する「株式会社H.J.T.Production」(H社)から三条市に令和2年に寄贈され、その後、株式会社諏訪田製作所(新潟県三条市高安寺、小林知行代表取締役)のエントランスホールで展示され、一般公開されていた。

愛車が輸送車でまちやまに到着。ブルーシートに覆われた状態で運ばれてきた車は、ファンや関係者200人程が待つ雨の当たらない“通りドマ”にゆっくりと慎重にバックで移動。

それまで時折り強く降っていた雨も式典が始まる頃に小止みになり、予定通りパレードを実施。黄色いコペンの先導でキャデラックがサイエンスホールの外周を走行。滝沢亮三条市長、H社代表取締役の緒方公俊氏、H社取締役で馬場氏のめいの緒方理咲子氏が、屋根が開閉可能なコンバーチブルタイプのキャデラックエルドラド1976に乗り込むと、赤い紙テープが投げこまれる中、ゴングの鐘を合図に出発。ジャイアント馬場の入場テーマ曲「王者の魂」が流される中を敷地内をゆっくりと1周した。

車から降りた滝沢市長は「感動しました。もっと乗りたかった」と興奮した様子。タッグを組んだこともあるプロレスラーグレート小鹿さんやジャイアント馬場倶楽部の中條耕太郎会長など12人が乗車してパレードをした。

滝沢市長は、3年8ヶ月間、寄贈されたキャデラックを保管・管理、展示していた諏訪田製作所の小林社長に感謝状を授与し、「動いているのを見たのは今日が初めて。諏訪田製作所に展示してあった姿もかっこよかったが、今日ここにきて動いてみて、俺はまだまだ現役だぞ、まだまだ走れるぞ、タイトルマッチするぞ、と話しているように感じた。この車が三条市にあるのは本当に財産だ」と挨拶をした。

乗車して記念撮影ができる特別撮影券が当たる「お菓子まき」の当選者5名が運転席に乗り込み記念撮影。
笑顔でメディアの撮影に応じた三条市の30代の会社員は2歳の子供と乗車。プロレス&馬場ファンの男性は「馬場さんのキャデラックを見に」来場。いろんなエピソードは知っていたが「まさかその実物に乗れるとは思わなかった」とびっくり。「(乗った感触は)馬場さんサイズというか、すごい馬場的だった」、「いやもう恐れ多くて。すごくいい記念になりました」と感激していた。

キャデラックはパレードの終了後に、同日オープンした三条市の名誉市民の功績を紹介する三条市歴史民俗産業史料館別館「ほまれあ」の名誉市民顕彰コーナーに入庫・展示された。

ジャイアント馬場 愛車キャデラック 名誉市民ギャラリー展示記念パレードの様子

2024年7月20日(三条市図書館等複合施設「まちやま」)


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