2023カヌーワイルドウォータージャパンカップ第1戦
2023カヌーワイルドウォーター(WW)ジャパンカップ(JC)第1戦(日本カヌー連盟・新潟県カヌー協会主催)が2023年4月23日、新潟県三条市の五十嵐川特設カヌーワイルドウォーターコースで開催され、K-1(カヤックシングル)で奥田翔悟選手が5連覇、福本かな子選手が2年連続、4度目の栄光を勝ち取った。奥田選手はC-1(カナディアンシングル)でも2年連続の優勝。
2023カヌーワイルドウォータージャパンカップ第1戦・2023CAPTAIN STAG CUP(キャプテンスタッグカップ(CSC))が4月23日、五十嵐川特設コースで開催された。
2023年度ナショナルチーム第3次選考レースとなる2023カヌーWW・JC第1戦は白鳥の郷公苑(三条市森町)をスタート地点に、花江大橋まで約2.8kmの特設コースを漕ぎ降り優勝を争った。男子K-1に8人、女子K-1に6人、男子C-1に3人、延17人の国内トップ選手がエントリー。午前9時45分からノンストップトレーニング(試漕)を実施。決勝レースは午前11時から1分おきに一人ずつ各選手が順番にスタートしタイムを競った。
奥田翔悟、福本かな子選手が優勝
奥田選手は男子K-1、C-1の2種目で優勝。K-1は三条大会5連覇、C-1は2年連続の優勝。女子K-1は福本選手が2年連続、4度目の優勝。
2023年度ナショナルチーム指定選手は、2022年の世界選手権やJCでの成績・ポイント等による第1次・2次選考で男子・女子K-1、C-1で各3人を選考。新潟・三条大会の結果を受けて後日、日本カヌー連盟強化部で最後の各1枠を決定する。
大会の各結果は以下の通り。敬称略。
順位 | 選手名 | 所属 | タイム |
---|---|---|---|
優勝 | 奥田翔悟 | 医療法人幸生会琵琶湖中央病院 | 09:35.10 |
2位 | 平岩達樹 | Triggerカヌークラブ | 09:41.66 |
3位 | 鈴村侑也 | 岐阜県カヌー協会 | 10:03.67 |
順位 | 選手名 | 所属 | タイム |
---|---|---|---|
優勝 | 福本かな子 | 鳥取県立米子白鳳高等学校 | 11:00.05 |
2位 | 笹生裕子 | 石川県カヌー協会 | 11:12.33 |
3位 | 濱名としえ | SCC | 11:20.37 |
順位 | 選手名 | 所属 | タイム |
---|---|---|---|
優勝 | 奥田翔悟 | 医療法人幸生会琵琶湖中央病院 | 12:03.15 |
2位 | 中野貴文 | 三東工業社 | 13:21.41 |
3位 | 池下直輝 | 滋賀県カヌー協会 | 13:28.37 |
8時間かけて滋賀県から参戦した奥田選手(33)はF-SPOの取材に「水量がだいぶ少なくてどうなるかと思ったが優勝できてホッとしている」、5連覇については「負けたくない気持ちがあった」と話し、K-1とC-1の二刀流は「体力的にきつい」と答え、正式決定を待つ日本代表では6月のイタリアW杯に出場予定で「海外選手のレベルが高い。なんとか真ん中くらい、20位代には入りたい」と目標を上げた。
「面白い〜!」 キャプテンスタッグカップ
JC終了後に白鳥の郷公苑前の特別コースでCSCが行われた。CSCはカヌーWW愛好者が対象のレースで、JC出場者の中から10人が出場し、種目ごとにトーナメントで優勝を争った。WWは川を漕ぎ下るダウンリバーで、1艇ずつ順番にスタートするタイムレースを行うが、観覧者にわかりやすいように競技方法を変更。2艇が同時にスタートするクロス方式で、幅70〜80mほどの川の両岸に設定した回航地点を1往復した後にゴールに向かって漕ぎ降る。2艇の競り合いが目の前で繰り広げられ、勝敗がすぐにわかるところが見どころ。
出場者が「ジャパンカップより緊張する」と臨んだレースでは、艇の接触があったり、後方の艇が先行艇の内側に入り込み先行の艇を抑え、先に回航ポイントを回って逆転勝ちをする場面が目の前で展開する様子に観戦者からは「面白い〜!」の声が上がり、「大逆転の見応えのあるレースだった」と大満足の様子だった。
キャプテンスタッグカップは鈴村侑也(男子K-1)、笹生裕子(女子K-1)、中野貴文(男子C-1)の3選手が優勝した。
キャプテンスタッグカップ結果のダウンロード↓
ジャパンカップ・キャプテンスタッグカップの様子
2023年4月23日(五十嵐川特設コース)
ジャパンカップ
キャプテンスタッグカップ
選手たちが参加して行われたクリーンリバー活動
表彰式
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