【ユニバーサルスポーツ】笑顔で体験 車いすバスケ、ボッチャ、卓球バレー、スカットボール、フライングディスク

ユニバーサルスポーツ体験会 in 体育文化会館

車いすバスケやボッチャ、卓球バレーなど年齢や性別、障がいの有無を問わず、だれとでも一緒に楽しむことができるユニバーサルスポーツの体験会が2022年11月19日、新潟県三条市の体育文化会館で開催され、市民等が途切れることなく訪れイベントを笑顔で楽しんでいた。


体験会はユニバーサルスポーツを通じて体を動かす機会と社会交流の場を提供する事を目的に、社会福祉法人三条市社会福祉協議会、一般社団法人三条市スポーツ協会、一般社団法人三条まちづくり会社の3団体が主催し、三条市が共催した。

アリーナで9時半から開かれた車いすバスケットボールの体験教室には10人ほどが参加。新潟WBC(新潟車いすバスケットボールクラブ)の松川和彦さん、知野光希さん、渡辺友希さんが講師を務めた。参加者は車いすバスケットボールの競技用車いすに乗り込み、設置されたコーンの間をスラロームですり抜ける練習やフリースローラインからシュート、床に転がったボールを拾い上げて膝の上に乗せる練習を行った後、ゲームを行った。


ゲームでは思いどおりに動けずボールを運べなかったり、シュートを打ってもゴールまで届かなかったりすることもあったが、うまくパスをつないでシュートを決める場面もあった。車いすバスケを経験したことがある嵐南小5年生の男の子は取材に、「思い通りに(車いすを)動かせなかった。シュートは打ったけど、入らなかった」と答えてくれた。

新潟WBCの代表の松川和彦(39)さんは10年程前にバイクで転倒し脊髄損傷の重傷を負い、1年間のリハビリ後に、漫画「リアル」で知っていた車椅子バスケを始めた。現在も胸から下の感覚が麻痺している松川さんは競技者として大会に出場する傍ら、「足が使えなくてもできるスポーツがあることを知って欲しい」と教室や体験会で車椅子バスケの普及に努めている。「健常者もプレイできるので健常者の選手も募集中」とリクルートもしていて、今回の体験会参加者の中にも「積極的に動いていた。女の子もうまくパス回しをしていた」、「ぜひ参加してほしい」と話した。

アリーナでは他にも、どれだけボールを的に近づけることができるかを競うパラリンピックの正式種目「ボッチャ」「ターゲットボッチャ」、卓球台の上でサウンドボールをバレーボールのルールで戦う「卓球バレー」、ボールをスティックで打って、スカット台の得点穴に入れて点数を競う「スカットボール」、プラスチック製の円盤(ディスク)を投げて飛距離を競ったり、正確さを競う「フライングディスク」や競技用車いす乗り比べ体験のフリー体験会も行われ、市民が途切れることなく訪れ、各種目を笑顔で体験していた。

1階ロビーで店開きした「虹のマルシェ」では障がい者福祉サービス事業所のお菓子や雑貨などの販売も行われた。

ユニバーサルスポーツ体験会の様子

2022年11月19日(三条市体育文化会館)


虹のマルシェ

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