【陸上】オリンピアン飯塚翔太・金井大旺選手が燕市長を表敬 全中200m優勝の秋澤理沙さん(吉田中)も懇談

東京2020オリンピックに出場した陸上の飯塚翔太選手、金井大旺選手(ミズノトラッククラブ)が2021年11月26日、鈴木力燕市長を表敬訪問した。途中から全中陸上女子200mで優勝した吉田中2年の秋澤理沙さんも加わって懇談した。


飯塚、金井両選手は27日に燕市が開催する「燕キャプテンミーティング」と「ミズノビクトリークリニック」の講師として来燕した。飯塚選手(30)はロンドン、リオ、東京オリンピック3大会に200mや400mRで出場。リオ五輪のリレーで銀メダルを獲得した。金井選手(26)は110mHで東京五輪やドーハ世界選手権、ジャカルタアジア大会に出場。東京五輪では準決勝まで進んだ。

2人はミズノトラッククラブの等々力信弘新監督、中村哲郎前監督等と燕市役所会議室で鈴木市長を表敬した。鈴木市長は「(コロナ禍の中で東京オリンピックは)今までと違った環境の中での開催だったが、テレビで見ていて感動した」と挨拶。飯塚選手は「東京では個人的な目標には手が届かなかったがパリに向けて頑張っていきたい」、金井選手は「今年1年はラストシーズンと位置付けてやってきた。東京五輪での結果にはつながらなかったが、準備をした過程がすごく良かった」とオリンピックの報告をした。

選手村食堂で使われた燕製のカトラリーについては「素晴らしいものが沢山あって、見てビックリしてる人が結構いた」とデザイン選考にも関わった飯塚選手が話すと鈴木市長は「オリンピックレガシーとして広まるといい」と答えた。

途中から秋澤さんが母・絵理さん、陸上部顧問の田中みのり教諭と懇談に加わり、200mで24秒66のタイムを聞いた飯塚選手は思わず「そんなに早いの?!」とビックリ。秋澤さんが2人に「大会前にやるルーティンはありますか?」と尋ねると、飯塚選手は「自分の勝っている動画とかを見ていいイメージを創る。前日にユニフォームを着てみる」と答えた。

足指の疲労骨折をしている秋澤さんが「怪我した時の乗り越え方は?」と聞くと飯塚選手は「自分は復活できるという気持ちを強くするために、活躍している動画を見る」、金井選手は自身も大学3年の時に腰の疲労骨折をしていて「走れないけど意外とやれることはある、体幹とか。復帰した時に自分が怪我した前よりも、後の方が早くなると言い聞かせて走る以外の練習をした。そしたら(復帰後に)自己ベストを出せた」と経験を話した。

飯塚、金井選手は明日・27日午前9時15分から燕キャプテンミーティングで「トップ選手はいかにして力を伸ばしてきたか」の講演を行った後、午後1時半からミズノビクトリークリニック(陸上講習会)で基礎トレーニングや、正しいフォームで効率よく走るための練習方法を実践・解説する。

表敬訪問の様子


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