【東京ヤクルトスワローズカップ】吉小キッズが4年前の雪辱を果たすサヨナラで優勝

第13回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会

第13回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会燕市予選会(燕市教育委員会主催)決勝戦が8月30日、燕市吉田第2野球場で行われ、吉小キッズが小中川バファローズを5-4で降し初優勝。吉小キッズは11月に愛媛県松山市で開催の本大会に出場する。

(投稿/2025年9月4日)

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東京ヤクルトスワローズのキャンプ地の沖縄県浦添市、宮崎県西都市、愛媛県松山市と、2011年から「つばめ」の名前つながりで連携事業がスタートした新潟県燕市の4市で2013年より少年野球の交流大会を開催している。本大会は4市で持ち回りで開催、13回目となる2025年は11月に愛媛県松山市で開催を予定している。

燕市の予選会には市内の7チーム、101人が出場、8月23 日・24日・30日の3日間の日程で、燕市吉田野球場などでトーナメント戦で優勝を争った。優勝チームは愛媛県松山市で開催される本大会に燕市代表として出場する。
23日に1回戦3試合、24日に準決勝2試合が行われ、小中川バファローズと吉小キッズが決勝に勝ち進んだ。

決勝戦は4年前の第9回大会と同じ、小中川バファローズと吉小キッズの対戦。
4年ぶりの優勝を狙う小中川と4年前の雪辱を期して初優勝を目指す吉小キッズの決勝戦は燕市吉田第2野球場で、先攻・小中川、後攻・吉小で8月30日午前10時にプレイボール。

一回表、小中川は小澤永知(えいち)選手の適時三塁打で先制。ピンチが続く吉小だが先発、宗村颯大(そうた)投手は3人から三振を奪い追加点を与えない。

二回裏、吉小は本田輝成(けんせい)選手が左翼手越二塁打で無死、二塁のチャンスを作ると続く梨本吏旺(りお)選手の中堅手越三塁打で同点。梨本選手は一気に本塁を狙うがタッチアウトで勝ち越しならず。

給水タイム後の三回表、小中川は小澤選手の適時打で1点追加。さらに加藤幹大(みきひろ)選手の適時打で点差を2点に広げ、さらに無死、二塁のチャンス。ここでも吉小の宗村投手は踏ん張り、3者連続の三振で切り抜けた。

吉小は三回、四回と1点ずつ加点して3-3の同点に追いついた。
五回は小中川、吉小がともに1点ずつ追加して4-4の同点で最終回へ。

六回表、小中川は1死一・二塁の場面でバント。2死二・三塁として追加点を狙うが無得点。その裏、吉小は先頭打者の小
松莉陽人(りひと)選手が一塁後方に落ちる安打で出塁し二塁まで進むと、瀬戸愼(しん)選手の打球はまたも一塁後方へ。あたりはよくなかったがライト前に落ちたボールが大きく弾んで右翼手の頭上を超えると二塁走者が迷わず本塁を狙い、逆転サヨナラを決めて、初優勝。

[第⑥試合|決勝|小中川バファローズvs吉小キッズ]

チーム名 1 2 3 4 5 6  
小中川バファローズ 1 0 2 0 1 0   4
吉小キッズ 0 1 1 1 1   5

表彰式で燕市の鈴木力市長は決勝戦を、スワローズカップ燕市予選会の中でも「歴史に残るような大接戦の素晴らしい試合だった」と両チームを称え、「本大会は坊っちゃんスタジアムというプロ野球の選手が戦う素晴らしい会場での開催。さらに練習を重ねて本大会でぜひ優勝してほしい」と激励した。

大会成績

大会成績は以下の通り。

第13回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会燕市予選会成績
優勝 吉小キッズ
準優勝 小中川バファローズ
3位 南小スターズ 燕南野球スポーツ少年団

表彰式後の取材に吉小キッズの塚原良麻(りょうま)監督は「初回は波に乗れなかったが、二回から選手が集中してしっかり毎回得点できた結果がサヨナラにつながった」と初優勝を喜んだ。最終回にはいろいろ展開を考えたが、選手を信じて打たせた。ランナーも迷わず本塁を狙った結果がサヨナラにつながった。ベンチからもしっかり声が出ていて「すごくいい雰囲気だった」。4年前のスワローズカップ決勝での敗戦、この春のマクドナルドトーナメントで負けていて(二重に)「リベンジの思いがあった」と語った。

梨本吏旺(りお)キャプテンは決勝戦を「先制点を取られたけど、1点、1点と返していって最後にサヨナラができたことが良かった」。六回裏、サヨナラの場面では「いい流れで、もうとにかく嬉しかった」と喜び、本大会の目標は「みんなと笑顔で、優勝して新潟県に戻ってくることです」と話した。

大会の様子

2025年8月30日(燕市吉田野球場)
決勝|小中川バファローズvs吉小キッズ


表彰式


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