【少林寺拳法】ドイツと燕のスポーツ少年団が少林寺拳法でスポーツ交流

第52回日独スポーツ少年団同時交流事業

日独スポーツ少年団同時交流で燕市を訪れているドイツのスポーツ少年団が、燕市の燕少林寺拳法スポーツ少年団とスポーツ交流を行い、少林寺拳法の体験をした。

(投稿/2025年8月9日)

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新潟県の燕市は、国際経験豊かな指導者・リーダー(団員)を育成するために毎年同時期に相互訪問する第52回日独スポーツ少年団同時交流事業地方プログラムで、ドイツバーデンのスポーツユーゲント(スポーツ少年団)(以下、ドイツ少年団)を8月8日〜12日まで受け入れており、ものづくり体験や市内スポーツ少年団との交流を行っている。

ドイツ少年団の8人は、8月9日午後1時から燕市民武道館で燕少林寺拳法スポーツ少年団(鎌田陵人代表)(以下、燕少年団)とスポーツ交流を行い、少林寺拳法の体験をした。

開会式で鎌田代表は、少林寺拳法は日本で創始された武道だと説明、「一人一人がまず頼りにできる自己を確立し、人間同士が助け合い、ともに幸せに生きるための道を説いている」、「護身術としても優れており、攻撃と防御の両面を体系的に身につけることができる」と挨拶をした。

続いて基本の動作を参加した燕少年団員16人で披露。ドイツ少年団員が固唾を飲んで見つめる中で小林結愛さんと栗林雅さんの二人で組演舞、鎌田代表と佐藤拓也さんの組演舞、全員での団体演舞を披露した。

Tシャツに短パン姿のドイツ少年団員たちも技を体得しようと上段振子突、上段蹴り上げを通訳の説明を受けながら練習した。鎌田代表は護身術の一つの逆十字小手を実演すると、団員たちもお互いに技を掛け合う練習をした。最後に呼吸を整える坐禅をして2時半ごろに終了した。

サッカーやバスケットボール、スキーをやっているモーリッツ・フランク(16)さんは、少林寺拳法のことを「全然知らなかった。名前も聞いたことない」と話したが体験をしてみて「楽しかった。相手を殴ったりすることなく、攻撃してきた相手をねじ伏せることができる技術だと思った」と取材に答えた。バスケットボールをしているメリッサ・リース(18)さんは「私より背の低いフランクが護身術の腕の動きで、背の高い私を身動きが取れないようにしちゃったことがすごく興味深かった」と話した。

燕少年団の田中蒼真(そうま)(12)さんは「最初は本当に会えるのかビクビクしていたが、会ってやってみたら結構楽しかったのでまたやってみたい。ドイツの子たちが周りを見ながらやっているのが面白かった」、ドイツにも「行けたら行ってみたい」とワクワクした様子だった。

日独スポーツ少年団交流・少林寺拳法体験の様子

2025年8月9日(燕市民武道館)



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