ラフティング、カヤック、SUPを体験「パドルスポーツフェスタ」 パリ五輪・銅メダリストのドミンゲス選手によるカヌークリニックも開催

三条の街中でパドルスポーツを楽しもう!「パドルスポーツフェスタ」

ラフティング、カヤック、SUP(スタンドアップパドリング)が三条の街中で気軽に体験できる「パドルスポーツフェスタ」が9月1日に開催された。カヌースプリント競技の東京五輪日本代表の當銘孝仁選手やスペイン代表でパリ五輪銅メダリストのディエゴ・ドミンゲス選手、世界選手権出場のノエル・ドミンゲス選手によるカヌークリニックも行われた。

(投稿/2024年9月6日)


三条市と一般社団法人三条市スポーツ協会はラフティング、カヤック、SUPを市民に体験してもらう「パドルスポーツフェスタ」を9月1日、信濃川と五十嵐川の合流点のミズベリング三条船着き場(新潟県三条市上須頃)で開催した。

台風10号の影響で開催も危ぶまれたが、当日は風もほとんどなく最高気温が31.7度(アメダス)の晴天の中で大勢の市民が来場。314人の申し込みがあった体験会では申し込みを済ませた人はライフジャケットを着けて準備し、時間になると次々にラフティングボートや、カヤック、SUPなどに乗り込んでウォーターアクティビティを楽しんだ。

三条市スポーツ協会(中條耕太郎会長)は地域資源を活用しカヌーなどのパドルスポーツを通じて地域活性化を目指す事業として2017年から五十嵐川を漕ぎ下るイベントや体験教室を開催しパドルスポーツの普及に努めてきた。東京オリンピックカヌースプリント日本代表のプロカヌーアスリート當銘孝仁(とうめたかのり・31)選手もイベントのシンボリックアスリートとして参加してきた。


今回も當銘選手がイベントに駆けつけたほか、友人でカヌースプリントスペイン代表のノエル・ドミンゲス(Noel DOMINGUEZ・25)選手、ディエゴ・ドミンゲス(Diego DOMINGUEZ・21)選手も特別ゲストとして参加した。

ノエル選手は8月にウズベキスタンで開催されたICF世界選手権大会男子カナディアンペア1000メートルで8位入賞。ディエゴ選手はパリオリンピックの男子カナディアンペア500メートルで銅メダルを獲得した。

當銘選手は昨年6月のスペイン合宿でドミンゲス兄弟と一緒に練習を行った。今回、2週間程プライベートで来日するのに合わせて「せっかく来日するなら子供たちとかに教える機会を作ってくれないか」とお願いしたら「いいよ」と快諾してくれ、イベントに合わせて分水高・万代高のカヌー部員26人にスキルクリニックを行った。

クリニックでドミンゲス兄弟は高校生達に「50%は上半身、50%は下半身。バランスを維持するために下半身が非常に大切」などと話した後、カヌーに乗艇して水上で指導をした。兄弟は一人ひとりの漕ぎを見て、直接アドバイス。「パドルを45度で水を切る」などとノエル選手からアドバイスを受けた分水高1年の女子選手は、9月7日に開催される秋季地区体育大会に向けて「もう1回最初から頑張ってみる」と話した。

ドミンゲス兄弟と當銘選手は来場者と一緒にラフティングに特別乗艇。兄弟はラフティングの上で音楽に合わせて踊る陽気な一面を見せ、同乗者達は大喜びだった。

パドルスポーツフェスタの様子

2024年9月1日(ミズベリング三条船着き場)


分水高・万代高カヌー部のスキルクリニック

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