【高校野球】春の選抜出場の只見高と三条市内4校との交流大会は2勝2敗

第3回三条市高校野球交流大会

令和8年の秋以降に開通する国道289号八十里越区間の開通前の期待感の醸成と地域交流を目的に、新潟県三条市内4校と春の選抜高校野球大会に出場した福島県立只見高校との交流大会が開催された。高校球児による少年野球教室も実施した。

(投稿/2024年6月6日)


新潟県三条市の三条野球連盟(大山強一会長)は6月1日・2日、三条パール金属スタジアムで、三条市の隣町となる福島県只見町から只見高校硬式野球部を招き、1日に三条高校と新潟県央工業高校、2日に三条東高校と三条商業高校(連合チーム)との交流試合を行った。

只見高は普通科3学級、約85名が学ぶ創立76年を迎える伝統ある地域密着型の高校。同校硬式野球部は令和4年第94回選抜高校野球大会に21世紀枠で出場、「小さな学校の大きな可能性」への挑戦は大きな感動と勇気を与えた。

1日の午前10時半から行われた歓迎式で、只見高野球部員はマウンドを中心に横一列に整列。アナウンスが同校の紹介をした後、一人ひとりの名前を呼ぶと選手は元気よく「はい!」と返事をして一礼した。

大山会長は「三条市と只見町は隣の街だがなかなか交流ができない状況だが、あと2〜3年後にそれが解消されて行き来が可能になる」と話し、今回、只見高の帰路は北陸地方整備局長岡国道事務所の協力で特別に国道289号八十里越区間を通ってもらうことで「いかに大きな事業であったか、開通すればどんな効果があるのか皆さんから体験をしていただいて、地域にも伝えて欲しい」と文化的・歴史的な道路を通じての交流に期待した。

来賓の滝沢亮三条市長は「早ければ2年ちょっとで八十里越が開通し三条市と只見町がつながる。その機運を盛り上げるためにもこの大会が素晴らしい大会になることを願っている」と挨拶をした。

交流大会1日目

[6月1日 第1試合|三条高校vs只見高校]
先攻・三条は初回、2死から安打2本でチャンスを作るが無得点。二回表、遠藤汰一が安打で出塁。只見の先発・酒井駿は連続死球を与え二死満塁とするが踏ん張って凌ぐ。後攻・只見は二回裏、武井春樹の安打、四球で1、2塁のチャンスを作るが活かせず無得点。三回、三条は小池大晟、石原幸汰の適時打で2点先制。三条は五回に2点を加点。その裏、只見は2点を返すが、七回に2点、八回に3点を与えてしまって敗れた(敬称略)。

[6月1日 第1試合|三条高校vs只見高校|8回コールド]

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
三条 0 0 2 0 2 0 2 3   9
只見 0 0 0 0 2 0 0 0   2

[6月1日 第2試合|只見高校vs新潟県央工業高校]

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
只見 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3
県央工業 0 0 2 4 0 1 1 0 × 8
高校球児による少年野球教室

第2試合終了後には、高校球児による少年野球教室が行われ、三条市や燕市の野球少年団の子供たちなど40人程が集まった。「野球教室というよりはボールを通じて遊ぼう」(大山会長)と高校球児と楽しい時間を過ごした。

交流大会2日目

[6月2日 第1試合|只見高校vs三条東高校]

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
只見 1 0 4 2 1 0 0 0 2 10
三条東 1 0 0 0 1 3 0 0 0 5

[6月2日 第2試合|三条商業高校(連合チーム)vs只見高校|6回裏降雨コールド]

チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
三条商業(連合チーム) 0 0 1 0 0 1       2
只見 0 1 0 1 2       4

(※ 連合チームは、三条商業高校、長岡農業高校、正徳館高校、栃尾高校、分水高校、加茂農林高校)

三条市高校野球交流大会の様子

2024年6月1日・2日(三条パール金属スタジアム)
歓迎式


第1試合 只見高校vs三条高校

少年野球教室写真提供/三条野球連盟様

第4試合 三条商業高校連合チームvs只見高校

写真等の掲載について⇒
プライバシーポリシーのページへ⇒


Comments are closed