第12回チャレンジバウト北日本キッズ空手道選手権
第12回チャレンジバウト北日本キッズ空手道選手権が3月9日、新潟県三条市の大崎会館武道場で開催され、三条市スポーツ少年団空手道心優会館の外山祥大選手(三条大崎学園3年)、坂内義桜選手(三条森町小5年)、石月ひばり選手(三条第一中1年)、町田智陽選手(三条第一中2年)の4人の全国大会出場が決まった。
大会は空手道沖縄剛柔會(渡邊洋司郎代表)=本部・新潟市北区=が主催、心優会館(渡邊毅巳(たけし)代表・団員25人)が主管。これまで山形県で開催されてきた東北空手道選手権が中止となったため、北日本王者を決める代替大会として開催された。当初は山形県の代表もエントリーしていたがインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症の集団感染で欠場となり、心優会館の小・中学生10人が出場してトーナメント、ワンマッチで北日本王者を争った。
開会式で坂内義桜選手が「我々選手一同は沖縄空手の伝統を守り、強い気持ちと感謝を胸に、全力を尽くして戦い抜くことを誓います」と宣誓。渡邊毅巳代表は、この大会は予選ではなく参考大会だと強調した上で「判定勝ち、判定勝ちで優勝しても全日本へ送り込まない。全力で倒しに行ってください」と選手たちを鼓舞した。
試合は顔面パンチ禁止のフルコンタクトルールで2分間を戦う。小学3〜4年、小学5年は男女混合トーナメント、U15女子、U15男子はワンマッチで、蹴り技主体の気迫あるファイトを繰り広げた。
小学3~4年では外山選手、小学5年は坂内選手、U15女子は石月ひばり選手、U15男子は町田選手が北日本王者となり、9月14日に東京都墨田区総合体育館で開催される全国大会、第40回全日本空手道選手権に出場が決まった。
大会結果は以下の通り。
順位 | 名前(敬称略) | |||
フルコンタクト | 小学3~4年生 | 1 | 外山祥大 | 三条大崎学園3年 |
---|---|---|---|---|
2 | 青野七海 | 三条大崎学園 | ||
小学5年生 | 1 | 坂内義桜 | 三条森町小 | |
2 | 川上維織 | 三条保内小 | ||
U15女子 | 1 | 石月ひばり | 三条第一中1年 | |
U15男子 | 1 | 町田智陽 | 三条第一中2年 | |
着衣総合(特別試合) | U15男子 | 1 | 谷地田千祥 | 三条第一中2年 |
ベストファイター賞 | 外山祥大(三条大崎学園3年) |
ベストバウト賞 | 川上維織(三条保内小5年)vs高橋孝輔(三条大浦小5年) |
昇級審査の部/優秀選手賞 | 藤島佑公(三条一ノ木戸小) |
着衣総合中学生男子のカテゴリーで特別試合として谷地田千祥選手(三条第一中2年)対町田選手の対戦が行われた。
合同昇給審査の後、閉会式が行われ、渡邊毅巳代表は「4年ぶりの大会。レベルの高い試合が多く行われた」と選手全員をたたえ、応援の家族に向かって「空手を通じて強さだけじゃなくて、子供たちの心の面での成長もサポートしていきたい。(武道を習って)強いやつはわがまま(になったり)、体がでかいやつは暴力振るったりするということが往々にしてあるが、心の優しさが本当の強さという方針で取り組んでいきたい」と挨拶をした。
ベストファイター賞で表彰された外山選手は空手を年長の時から始めた経験4年目の選手。ハイキックで準決勝を勝ち上がり決勝戦へ。決勝ではほとんど止まることなく打突、蹴擊を繰り出す相手の攻撃に「走らされてた」が、後に下がりつつもチャンスを狙い、得意技のハイキックを決めて“技あり”2本での1本勝ちの優勝。全国大会でも「ハイキックをいっぱい出す!」「6年生に勝ちたい!!」と目標を挙げた。
第12回チャレンジバウトの様子
2024年3月9日(大崎会館武道場)
開会式
試合
特別試合
表彰式
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