【ユニバーサルスポーツ】誰でもできる楽しいユニバーサルスポーツを市民が笑顔で体験

ユニバーサルスポーツフェスタ 2023 in たいぶん

ボッチャやモルック、車イスバスケなど年齢や障がいの有無に関わらず楽しめるユニバーサルスポーツの体験イベントが2023年11月18日、新潟県三条市のたいぶん(三条市体育文化会館)で開催され、390人ほどの市民が訪れ笑顔で体験した。勝ったらうれしい、負けても楽しい「ゆるスポーツ」も大勢の市民が楽しんだ。


イベントはユニバーサルスポーツを通じて体を動かす機会と社会交流の場を提供する事を目的に、社会福祉法人三条市社会福祉協議会、一般社団法人三条市スポーツ協会、一般社団法人三条まちづくり会社の3団体が主催し、三条市が共催した。障がい者も健常者も関係なく参加できるイベントで、共生社会の実現に向けた三条市での取り組みの第一歩。社協で開催していたユニバーサルスポーツ体験会の規模を拡大して、たいぶんのスポーツフェスタにかけて実施した。

アリーナではどれだけボールを的に近づけることができるかを競うパラリンピックの正式種目「ボッチャ」「ターゲットボッチャ」、卓球台の上でサウンドボールをバレーボールのルールで戦う「卓球バレー」、ボールをスティックで打って、スカット台の得点穴に入れて点数を競う「スカットボール」、プラスチック製の円盤(ディスク)を投げて正確さを競う「フライングディスク」、パラリンピックの正式種目「車いすバスケ」の競技用車いす乗り比べ体験やバスケットゴールのシューティング体験が行われた。

他に新潟県で初めて登場した「ゆるスポーツ」は運動神経や障がいの有無に関わらず、誰もが楽しめるスポーツ。「しりもじ」でまるをかくと画面の上からおしりがふってくる「オシリウスの塔」は子どもたちの間で苦手な子が増えている屈伸の力を鍛えてくれる。「トントンボイス相撲」は年齢とともに機能が低下するノドの機能回復に効果的、など知らぬ間に苦手の克服や機能回復が期待できるゆるスポーツは列ができるほどの人気だった。

母親と一緒に来ていた三条市の小学4年生の女の子はゆるスポーツの「シーソー玉入れ」が「攻撃と守備があって、攻撃する方の作戦が難しくて面白かった」、卓球バレーはやる前はむずかしそうだと思ったが「それで勝ちたいな、と思ってて頑張って勝てた」と笑顔だった。

2階のマルチルームで行われたモルックを体験した三条市の小学1年生の男の子は「5点が取れなくてむずかしかった」、父親は「点数をピッタリにするところが頭も使って楽しかった。けど、大人気なく勝ちました」、「頭も使うし体の動きは最小限で、誰でも大人から子供まで楽しめるスポーツだと思う」と話した。

ユニバーサルスポーツフェスタの様子

2023年11月18日(三条市体育文化会館)


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