夜間照明施設環境整備を求めて三条市の市長と教育長に請願書を提出

夜間照明施設整備を求める請願

新潟県の一般社団法人三条市スポーツ協会(中條耕太郎会長)と各競技団体などは1月8日、「三条市での夜間照明施設環境整備を求める請願書」を三条市の滝沢亮市長、高橋誠一郎教育長に提出した。

(投稿/2026年1月31日)

ここ数年、猛暑の夏が続き熱中症の危険性も高くなっているなかで、公益財団法人日本スポーツ協会は「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」において「涼しい時間帯(朝夕)での運動の推奨」を明記。JFA日本サッカー協会やJSBB全日本軟式野球連盟等、各種スポーツ団体も、加盟チームに対し大会や審判・指導者講習会を原則として7月・8月には開催しないことや小・中学生の活動時間について注意を払う事等の通達を出している。

夏場のスポーツ活動を日没後の涼しい時間帯への移行が求められているが、三条市内の現状は照明施設が十分ではなく、整備してあっても条例に定める学校設備の目的外使用を行ってこなかった例があるなど、困難な状況。三条市議会の議論でも、部活動の地域展開の取り組みが進められている上でも、少しでも涼しくなる遅い時間帯へのシフトも検討の一つと想定している答弁等もある。

三条市スポーツ協会の中條会長や三条市サッカー協会の岡本康佑会長、三条市陸上競技協会の熊倉淳郎会長等が1月8日、市役所を訪れ、中條会長から滝沢市長に一般社団法人三条市スポーツ協会、三条市サッカー協会、三条市スポーツ少年団、三条野球連盟、三条市陸上競技協会、三条市テニス協会、三条ソフトテニス連盟の7団体連名の請願書を手渡した。

中條会長は「夏の練習や大会等が日中の開催が厳しくなっている。暑い時期には試合や練習を夜間にシフトしていかなければならない」とナイター設備の整備を求めた。岡本会長は「(上部団体から)ガイドラインとして7月、8月に開催しないように、子供たちの環境に注意を払いながら熱中症にならないように配慮をせよ、という通達がきている」と訴え、熊倉会長は「以前は健康、体力増進ということだったが、日中は危険だというような状況。夜間にトレーニングや練習の機会が設けられれば」と求めた。

三条市サッカー協会の鶴巻佑也事務局長は「県央地区にはナイターが設備が整っているサッカー場がないので、小学生年代の公式戦予選や県大会では柏崎、長岡、新潟市などの遠方まで行って、帰りが7時、8時になり次の日は学校だとなかなか難儀なことだった」、三条市スポーツ協会の岩瀬晶伍常務理事は「これからスポーツ団体に加えて部活動の地域展開に関係した団体が入ってくることを考えるとナイター照明を使っての夜間の活動確保が重要で、環境づくりが必要」だと説明した。


滝沢市長は「整備の必要性は十分に理解しているが、中学校体育館の空調導入を第一優先に進めている。教育環境や避難所という観点でも小学校など学校関係の体育館があり、続いて検討する」とした。高橋教育長は「夏場の運動・スポーツをどういうふうに展開していくのかは大きな問題」とし、「今後の対応については十分に検討したい」と答えた。

「三条市での夜間照明施設環境整備を求める請願書」
【請願事項】
1.学校夜間照明施設計画等による夜間照明施設整備事業計画の設立ならびに推進。
2.三条市における総合運動公園多目的グラウンド並びにソフトボール場への夜間照明施設の整備を推進。
3.整備にあたっては、エネルギー効率に優れたLED照明や、近隣住民への配慮としての光害対策も併せて講じてください。
4.日本スポーツ協会等のガイドラインを踏まえ、熱中症予防を推進する観点から、スポーツ推進計画等に「涼しい時間帯に安全に運動できる環境の確保」を位置付けてください。


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