東京2025デフリンピックバレーボール女子日本代表 高橋朋伽選手(三条市)
11月に東京を中心に開かれる、きこえない・きこえにくいアスリートのための国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」バレーボール女子日本代表の高橋朋伽選手(中越高校)が滝沢亮三条市長を表敬訪問し、「金メダルを目指す」と決意を示した。
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三条市出身の高橋朋伽(たかはしほのか)選手(17)は中越高校3年生でバレーボール部に在籍。身長165.5cmのアウトサイドヒッター。小学3年生の時、友人から誘われてバレーボールを始めた。高校1年の冬、突然周りの音が聞こえなくなったが競技は続け、5月に東京2025デフリンピックデフバレーボール女子日本代表に選出された。
デフリンピックは「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」。1924年パリで第1回大会が開催され、東京2025デフリンピックは100周年の節目の大会。日本では初めて開催される。70~80か国・地域から選手約6,000人が参加し、11月15日~26日に21競技が実施される。
東京2025デフリンピックをPRするキャラバンカーが全国を巡回するキャラバンの一環で、高橋選手は新潟県聴覚障害者協会の米津道幸会長、目黒健太事務局長等と一緒に8月4日午前9時50分頃、市長室に滝沢市長を訪問した。
高橋選手は、指導者や家族、友人、地域の人たちへ感謝しながら「デフバレーボールの日本代表に選出していただき、大変光栄に思っている。大会では、日本代表として恥じないプレーをし、一人のアスリートとしても成長できるよう、全力を尽くします」と、手話で自己紹介をした。
滝沢市長が日本代表に選ばれた時の気持ちを尋ねると高橋選手は「不安の気持ちもあるが、選ばれたことを嬉しく、誇りに思っている」、目標は?の質問には「金メダルを目指しています」と答えた。市長は「三条市から日本代表の選手が出て金メダルを目指す。さらに応援したくなった。悔いのないようにデフリンピックに挑戦してください」と激励をした。
金メダルを持って三条に戻ってきます!
表敬後の取材に高橋選手は、会話を文字化するアプリ「UDトーク」を使って取材陣と会話をした。耳が聞こえなくなって「バレーは正直もう辞めようと思ったが、諦めるより好きなバレーが続けたくて、好きの方に可能性をかけてみようと心を決めたから楽しむことができた」、「大好きなバレーで世界と戦えることがとてもワクワクしている」と話し、「コートに立ったら、自分の武器であるサーブで相手を崩し、日本に流れを持ってきます。金メダルを持って三条に戻ってきます」と宣言した。
新潟県から日本代表に選ばれた上越高校3年のミドルブロッカー、岡田夕愛(おかだゆあ)選手(17)と共に活躍が期待されるデフバレーボールは、11月16日〜25日に駒沢オリンピック公園総合運動場で行われる。デフバレー女子日本代表は、昨年6月に沖縄で行われたデフバレーボール世界選手権2024で初優勝している。
表敬訪問の様子
2025年8月4日(三条市役所)
キャラバンカーの前で記念撮影
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