【全日本学童軟式野球大会】旭スポーツ少年団(新潟三条)が新潟県勢として10年ぶりのベスト8進出

高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント

第45回全日本学童軟式野球大会3日目が8月15日、三条市の三条パール金属スタジアムなどで実施され、新潟県代表の三条市の旭スポーツ少年団は田原本南(たわらもとみなみ)リトルヤンキース(奈良)に勝利し、準々決勝へ進んだ。新潟県のチームがベスト8に進むのは10年前、第35回大会でオール阿賀野ジュニアがベスト4に進出して以来。

(投稿/2025年8月16日)

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「小学生の甲子園」と呼ばれるマクドナルド・トーナメントは全国約10,000チームの頂点を決める大会。47都道府県から全53チームが出場して、ことしは新潟市のハードオフエコスタジアム新潟など新潟県で開催されている。

新潟県三条市の旭スポーツ少年団は県大会で優勝、三条市の少年野球チームとしては初めて新潟県代表として出場した。14日に庄野シリウス(三重・鈴鹿)を9-2で破り、15日、地元の三条パール金属スタジアムで3回戦を戦った。

3回戦の相手は奈良県の田原本南リトルヤンキース。先攻・旭、後攻・田原本南で午前11時13分プレイボール。
先制したのは田原本南。一回裏に増田徠斗(らいと)選手が右翼手の頭上を超える2塁打で出塁。四番、柴村虎徹(こてつ)選手の適時打で1点を先制。ここで雨が強くなったため試合中断。

1時間11分の中断後に試合再開。
二回表・旭は左翼超二塁打の先頭打者、吉田結晴(ゆうせい)選手を犠打、スクイズで返して同点に追いつく。二回裏・田原本南は塚本理里夢(りりむ)選手の右前安打から1死、三塁、二塁のチャンス。「1点もやりたくない」旭の高畑哲也監督は小柳有生(ともたか)選手をマウンドへ。監督から「三振を取れ」と言われた小柳投手は後続を三振、三ゴロに打ち取った。

三回表・旭は小柳(有)投手の2点適時打、今井咲太郎(しょうたろう)選手の適時打で3点を加点した。小柳(有)投手は三回以降も田原本南を抑え、六回最終回も3人で打ち取りゲームセット。旭 4-1 田原本南で、旭は準々決勝に進出を決めた。

[3回戦| 旭スポーツ少年団(新潟)VS 田原本南リトルヤンキース(奈良)]

チーム名 1 2 3 4 5 6  
旭スポーツ少年団 0 1 3 0 0 0   4
田原本南リトルヤンキース 1 0 0 0 0 0   1

新潟県のチームがベスト8に進むのは、10年前の第35回大会でオール阿賀野ジュニアがベスト4に進出して以来。

試合後の取材に旭スポーツ少年団の高畑哲也監督は、雨天中断について「結果的には味方の雨だった」とし、中断の間に「まずは追いついてそこからスタートしよう」と選手に伝えると選手たちはそれを忠実に実行した。県勢として10年ぶりのベスト8進出には「子供たちに感謝です」、準々決勝に向けては「持てる力を出して、自分たちのやれることを出し切るだけです」と話した。

塚田晄人(あきと)主将は試合再開直後に今井捕手の二盗阻止で「流れがこっちに来た」、2回戦では犠打のミスがあったがこの試合では「決めることができて良かった」、準決勝でも「バントを成功して勝ちたい」と堅実な野球を志向する。投打に大活躍の小柳(有)選手は二回のピンチでの登板に「強いボールを投げることができた」、準決勝では「無失点で抑えて、5点以上取りたい」とした。

全日本学童軟式野球大会3回戦(旭-田原本南)の様子

2025年8月15日(三条パール金属スタジアム)
3回戦|旭スポーツ少年団(新潟) VS 田原本南リトルヤンキース(奈良)


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