【少年野球】旭スポーツ少年団が2年ぶり2回目の優勝 |

三條新聞社杯争奪県央地域選抜少年野球大会2024

三條新聞社杯争奪県央地域選抜少年野球大会2024の準決勝、決勝が7月28日、三条パール金属スタジアムで行われ、三条市代表の旭スポーツ少年団が2年ぶり2回目の優勝をした。

（投稿/2024年7月29日）

優勝した旭スポーツ少年団

三条市民球場（現三条パール金属スタジアム）が完成した1995年に始まったこの大会は、県央地域少年野球の甲子園大会と呼ばれる憧れの大会で、新潟県の三条市、燕市、加茂市、田上町、弥彦村、見附市のスポーツ協会で構成する県央スポーツネットワーク（中條耕太郎会長）が主催。各スポーツ協会から推薦された8チームが出場して7月27日・28日の2日間の日程で優勝を目指してトーナメント戦を戦った。

大会成績・結果

27日に予選4試合が行われ、石川ビクトリーズ、田上ベースボールクラブ、吉田北小スピリッツ、旭スポーツ少年団が準決勝に勝ち進んだ。28日の準決勝1は石川が田上を4-3で下し決勝へ。準決勝2では旭が連覇を狙った吉田北小に4-2で勝ち決勝へ進んだ。

［準決勝-1｜5回時間切れ］

チーム名	1	2	3	4	5	6	計
石川ビクトリーズ	0	0	0	3	1		4
田上ベースボールクラブ	1	2	0	0	0		3

［準決勝-2｜6回時間切れ］

チーム名	1	2	3	4	5	6	計
吉田北小スピリッツ	0	1	1	0	0	0	2
旭スポーツ少年団	2	1	0	1	0	×	4

決勝は熱中症対策のために午後3時半に試合開始予定だったが天候の関係で午後1時に前倒しをして、大会初制覇を目指す石川ビクトリーズが先攻、2回目の優勝を狙う旭スポーツ少年団が後攻でプレイボール。

一回表、石川の攻撃は旭の先発・鳥羽諒投手に3人で抑えられる。その裏、旭は2死から田邉新泰（あらた）主将の適時二塁打で先制すると、二回裏には酒井陽真（はるま）選手の三塁打からチャンスを作り、スクイズ、莅戸陽真（のぞきどはるま）選手の二点適時打などで4点を加点。
一方、石川は三回表に先頭打者の堀内朔玖（さく）選手が安打で出塁すると、二死満塁から藤田柊雅（しゅうが）選手の三点適時二塁打などで一挙5点のビッグイニングで同点に。その裏、旭は敵失、四球などで一死満塁のチャンス。補逸、四球で2点、さらに四回にも1点を追加。石川は五回表に1点を返すが、五回裏途中、時間切れで試合終了。
石川 6-10 旭で旭スポーツ少年団が優勝した。

［決勝｜5回時間切れ］

チーム名	1	2	3	4	5	6	計
石川ビクトリーズ	0	0	5	0	1		6
旭スポーツ少年団	1	4	2	1	2		10

優勝した旭スポーツ少年団

準優勝した石川ビクトリーズ

旭スポーツ少年団は2年ぶり2回目の優勝。準優勝は石川ビクトリーズ、第三位は田上ベースボールクラブ、吉田北小スピリッツ。最優秀選手賞には旭スポーツ少年団の田邉新泰選手、優秀選手賞には石川ビクトリーズの藤田柊雅選手が選ばれた。

大会成績
優勝	旭スポーツ少年団	三条市代表
準優勝	石川ビクトリーズ	加茂市代表
第三位	田上ベースボールクラブ	田上町代表
第三位	吉田北小スピリッツ	燕市代表
最優秀選手賞	田邉新泰（あらた）選手	旭スポーツ少年団
優秀選手賞	藤田柊雅（しゅうが）選手	石川ビクトリーズ

県央地域選抜少年野球大会2024トーナメント表のダウンロード↓
表彰式で中條会長は、決勝戦で石川ビクトリーズが同点に追いついたことに「本当に感動させていただきました」、「一生懸命のプレー、決して諦めない姿勢をこれからの野球人生、皆さんの人生に生かして欲しい」と閉会のあいさつをした。

大会後の取材に旭スポーツ少年団の高畑哲也監督は「この大会はとにかく厳しい苦しいゲームに勝っていかないと駄目な大会。3試合とも子供たちがとにかく一生懸命頑張ってくれた」と選手たちを褒めて、三回に5点差を追いつかれた場面では「1点でも2点でもとにかく取って勝ち抜くぞ」と声をかけ、「この大会に限っては楽に勝たしてくれない。そこをやっぱ勝ち抜いていかないと」と優勝を喜んだ。

前回優勝時にも出場し、2回目の優勝を掴み取った田邉主将は「思い通りのピッチングはできた」、バッティングの調子が落ちていたが「きょう打てたのでよかった」、三回に追いつかれた場面でも「一つずつアウトをとっていこう」と声をかけ、三回裏の攻撃では「すごい盛り上がってた。いけるって思ってた」と超ポジティブ。中越野球連盟杯予選会で優勝した時に掲げた『県央地域選抜少年野球大会と中越野球連盟杯本大会でのダブル優勝』の一つは達成した。もう一つの目標大会は8月3日・4日に加茂市で開催される。