令和3年度新潟県ゆめづくりスポーツ教室
女子プロバスケットボールチーム・アルビレックスBBラビッツの選手が小・中学生の選手を指導する女子バスケットボール教室が2021年7月10日、燕市体育センターで開かれた。
教室は新潟県が主催する「ゆめづくりスポーツ教室」で、地域密着型プロスポーツチームのトッププレーヤーの指導を通じて、子どもたちのスポーツに取り組む意欲の向上や“ゆめ”を育むことを目的としており、燕市では平成21年度から開催している。
10日は午後2時から、アルビBBラビッツから#12・金沢みどり(24)、#13・陽本麻優(ようもとまゆ)(23)、#24・中村華祈(かのん)(18)の3選手と大滝和雄(76)ヘッドコーチを講師として招き、女子小・中学生向けのバスケットボール教室を開催。市内のミニバスチームの燕ジュニアドラゴンズと吉田スマイルキッズの小学生、分水中学校のバスケ部員や指導者等50人ほどが参加した。
開講式で燕市教育委員会社会教育課石田進一課長は、憧れのアルビレックスBBラビッツの選手から直接指導をしていただける、「教えてもらったことをしっかり自分のものにして将来、BBラビッツからスカウトされるような選手になってください」とあいさつ。3選手が自己紹介をしてすぐに指導に入った。
ストレッチをした後、タオルを使ったしっぽ取り鬼ごっこやボールを使ってハンドリングをいく種類も行い、ドリブルはボールを股の間を通すレッグスルーや、自分の後ろを通して持ち手をチェンジするビハインドなどを練習。
5年生以下と6年生・中学生のグループに分かれた練習では、5年生以下はボールを転がして頭で触ったり、お尻で押さえたり、2人で走りながらのパス練習などを行った。
6年生・中学生のグループでは、ドリブルを左右に切り返しディフェンスを抜き去るクロスオーバーや、ドリブルからフェイントを入れてのシュート、相手デフェンスをステップを踏んで抜き去ってのシュートなどを練習した。#12・金沢選手が指導をしながらディフェンス役となり「シュート狙う!」などと声をかけていた。
練習後の3選手への質問コーナーでは、試合をする上で一番大切にしていることは?の質問に#12・金沢選手が「一番は気持ち!」。技術が足りなくても絶対勝つんだという気持ちを強く持って試合に向かっている、などと答えた。
閉講式で、燕バスケットボール協会大岩勉会長が「楽しかった人?」と問いかけると、参加者全員が手をあげ、「今日教えてもらったこと、1個でも2個でも自分のものにしてください」と呼びかけた。
参加者を代表して分水中学校の牧優和(ゆうな・2年)さんが「今日学んだことを練習に活かしていきたい」とお礼の言葉を述べて教室は終了。選手のサイン会は行わず、用意したサイン色紙を参加選手全員にプレゼントして午後4時頃、解散した。
ゆめづくりスポーツ教室の様子
2021年7月10日(燕市体育センター)
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