高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会
高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント新潟県大会が開催され、三条市から出場した旭スポーツ少年団が3年連続・3回目の県大会出場で頂点を極めた。準優勝は上越市の上越謙桜(けんおう)。
高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント新潟県大会(一般社団法人新潟県野球連盟主催)が6月7日・ 8日・14日にハードオフエコスタジアム新潟などで開催され、新潟、上越、中越、下越支部からの代表各2チーム、合計8チームが全国大会出場を目指してトーナメント式優勝戦を戦った。
全国大会は全国約10,000チームから勝ち抜いてきた強豪チームが出場し「小学生の甲子園」と呼ばれる夢の大会。ことしは新潟県での開催(8月11日〜17日、HARD OFF ECOスタジアム新潟他)で、県大会の上位4チームが出場する。
三条市からは、中越地区代表として旭スポーツ少年団(高畑哲也監督)が3年連続・3回目の県大会出場。7日に田上町の田上ベースボールクラブを15-0、8日に新潟市東区の東中野山ブルーシャークスを12-0で破り決勝に進んだ。
一方、上越市の上越謙桜は糸魚川の能生スーパービクトリーズに2-1、五泉市の五泉フェニックスに2-1で競り勝ち決勝へ。
両チームとも初めての優勝をかけた決勝戦は14日、HARD OFF ECO スタジアム新潟で行われた。
雨のため開始時間を早めて9時18分頃、先攻・旭、後攻・上越でプレイボール。
初回、旭の先頭打者、塚田晄人(あきと)主将がいきなり走本塁打で先制。その裏、上越は佐藤煌史朗(こうしろう)選手、高野翔也選手が安打で出塁、四番・渡辺頼來(らいら)選手の2点適時打で逆転。
三回、旭は小柳伊生(よしたか)選手、今井咲太朗(しょうたろう)選手、小柳有生(ともたか)選手、藤田七音(なお)選手の適時打で4点を追加。
五回にも四球を足がかりに重盗、スクイズで加点。積極的な走塁で上越投手陣を苦しめ打者一巡の猛攻で5点を追加した。
8点のビハインドとなり、主審にタイムアップで最終回と告げられた五回裏、上越は意地を見せる。代打の笹川亮太朗選手がレフト前安打で出塁。土肥巧至(どひこうし)選手も出塁し、2死一・二塁で高野翔也選手がレフト超の走本塁打で3点を返したが、五回時間切れで試合終了。
旭スポーツ少年団は三条市のチームとしては初めて県大会を制覇した。
[決勝|5回時間切れ]
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 計 | |
旭スポーツ少年団 | 1 | 0 | 4 | 0 | 5 | 10 | ||
上越謙桜 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 |
全国大会の目標は大きく「ベスト4!」
旭スポーツ少年団の高畑哲也監督は開口一番「とにかく最高ですね」と喜びを爆発させた。初回の塚田主将の走本塁打で「よっしゃ〜!」と思ったらその裏で逆転された。が、「我慢していれば返してくれる」と選手たちを信じていた。今年のチームに「うまく指導できれば、ここに来れる」と手応えを感じていた。新潟開催の全国大会には「とにかく1戦必勝」で臨む。「自分たちの持ってる力をとにかく出し切って、勝つ時もあれば負けるときもある」が、目標は大きく「ベスト4!」。
塚田晄人主将は「県大会1位になって嬉しい」と金メダルの重みを噛みしめた。「序盤はみんながフライをあげてダメだったけど、最後の方はみんなが転がしてよかった」、先頭打者で放った自身の走本塁打は「甘い球だった。打てて嬉しい」。今年のチームは「守備は穴がなくて、打つときはみんな打つので勝てている」と冷静に分析。全国大会の目標を「優勝したいです!」。チームを鼓舞する声援や指示に声を振り絞ったのだろう、かすれた声だが落ち着いてしっかりした口調で答えた。
2025年の全国大会は8月11日〜17日に、HARD OFF ECOスタジアム新潟など新潟県内各地で開催され、三条パール金属スタジアムも会場となる。出場は各都道府県支部の予選大会で優勝したチーム。新潟からは開催地枠も含め、旭スポーツ少年団、上越謙桜、東中野山ブルーシャークス、五泉フェニックスの4チームが出場する。
全日本学童野球新潟県大会決勝の様子
2025年6月14日(HARD OFF ECO スタジアム新潟)
決勝戦|旭スポーツ少年団-上越謙桜
表彰式
優勝を喜ぶ旭スポーツ少年団
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