女子200m優勝は秋澤理沙選手、インターハイ連覇に向けてまず1勝
新潟県高校総体陸上の最終日が6月1日、デンカビッグスワンスタジアムで開催され、女子200mで燕市出身の秋澤理沙選手(東京学館高3年)が優勝した。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)連覇に向けて一歩進んだ。
「ほとんどぶっつけ本番」のレース
第78回新潟県高等学校総合体育大会は6月1日、新潟市中央区のデンカビッグスワンで陸上競技を行った。
女子200mには燕吉田中学出身の秋澤選手が出場。予選を26秒23、準決勝を25秒45で決勝に進んだ。連覇を狙う秋澤選手は決勝は6レーンを走り、24秒83で2年連続の優勝を果たしたが、東京学館新潟高校陸上部の田村和宏監督が「ほとんどぶっつけ本番」というレースだった。
3週間前、地区大会後の練習中に足を痛めた。その後は「ほとんど練習をしてない。3日ぐらい前にやっとスパイクを履いて走らせた」(田村監督)。「今大会、全力疾走は絶対禁止!」、「(北信越大会の出場権が取れる)6番でいいよ」と指示をして送り出した。前日・31日の100mは欠場した。
それでも予選、準決勝とも1位で通過。決勝も余裕がある表情でゴールした。
表彰式後の取材に秋澤選手は「すごいほっとした」。決勝は「8割くらい」の力で「とりあえずは北信越を決めることを一番の目標」として走り、2位に0秒07差でゴールした。レース後に実父である田村監督の元にいき「目が会った瞬間に泣いちゃいました」と、また涙を浮かべた。中学2年生で全国中学校体育大会(全中)を制覇。連覇を狙ったが、その後故障に泣いた。3年前がフラッシュバックするような故障で自信がなくなったが「お父さんとか家族が支えてくれた」。自信を持てば大丈夫と励ましてくれた「みんなを信じて走ることができました」。
今シーズンの目標は「インターハイ連覇」だが、焦らず慎重に、まずはしっかり体を休めて「北信越でインターハイの切符を取れるように頑張りたい」と決意を語った。
第64回北信越高等学校陸上競技対校選手権大会は6月19日〜22日、福井県営陸上競技場で開催される。
順位 | 氏名 | 所属 | 記録 | |
---|---|---|---|---|
1位 | 秋澤理沙 | 東京学館新潟高 | 24.83 | |
2位 | 山崎向葵(ひまり) | 新潟産大附属高 | 24.90 | |
3位 | 堀江莉碧(りあ) | 新潟商業高 | 25.18 | |
4位 | 田村美桜(みお) | 新潟明訓高 | 25.32 | |
5位 | 熊倉依世(いよ) | 東京学館新潟高 | 25.38 | |
6位 | 本田悠里(ゆうり) | 東京学館新潟高 | 25.43 | |
7位 | 山口紗英(さえ) | 新潟明訓高 | 25.45 | |
8位 | 須貝理央 | 新潟産大附属高 | 25.92 | |
※敬称略 |
第78回新潟県高校総体陸上女子200m準決勝・決勝の様子
2025年6月1日(デンカビッグスワンスタジアム)
女子200m準決勝
女子200m決勝
表彰式
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