ミズノビクトリークリニック・ソフトテニス in 弥彦
元ナショナルチームコーチ・マネージャーの渡部秀二さん(ミズノ株式会社)が新潟県弥彦村の小中高生たちに体の使い方を意識したストロークやボレー、スマッシュの練習を指導した。
渡部秀二さん(66)は1980年全日本学生選手権(インカレ)団体(日本体育大学)優勝・個人3位。元ナショナルチームのコーチ・マネージャー。現在はミズノソフトテニスビクトリークリニックのコーチとして活動をしている。
「ミズノビクトリークリニック・ソフトテニス in 弥彦」は小中学生の健全な育成を目的に三条市、燕市、加茂市、田上町、弥彦村、見附市のスポーツ協会で構成する県央スポーツネットワーク(中條耕太郎会長)が主催して、12月14日に弥彦体育館で開催。スポーツ少年団の弥彦テニスクラブや弥彦中、巻中、新潟西高の部活動でソフトテニスをする児童・生徒ら23人が参加して午前9時から午後4時まで、たっぷり指導を受けた。
開会式で中條会長は「体の使い方、体重移動とか本当に基礎の部分を捉えた良い指導をしていただける。一度、基礎・原点に戻ることでより正確な体の動かし方、テニスのプレイができる。何かしら一つでも頭の中に残して、明日からの練習に励めるようにして欲しい」とあいさつ。弥彦村教育委員会の小野塚正史教育長は「ソフトテニスを極めた日本のトップのコーチの方においで頂いた。なかなか得ることができない貴重な機会。これからの練習がさらに充実するように一日頑張ってください」と激励をした。
渡部さんは、方言があるので聞き取りづらいことがあるかもしれないが「なんでも聞いて」と呼びかけて、クリニックをスタート。「怪我をしないように、練習前、試合前にやってほしい」(渡部さん)と尻の大きな筋肉を伸ばすストレッチをした後は、テニスとは全然関係なさそうなキャッチボール。高校野球経験者のスタッフから「投げ方」をレクチャーしてもらい、二人1組でテニスボールを投げ合った。渡部さんは「肘をうまく使えないとサービスやスマッシュができない」ことから肘の使い方をみるためにキャッチボールをして「肘の高さ」を確認すると話した。
家でできるラケットの使い方の練習として、壁に向き合い体を壁と平行にして、ラケットが壁に当たらないように素振りを指導。意識するのは手首の角度で「(手首に)シワができるように曲げて」ラケットを振る。
ネットの近いところでボールを打つ練習では、使わない左手を腰の後ろに「隠し」たり、打った後に踵を上げて右足裏を見せるように指摘してフォームの修正をしたりして、フォアストロークやバックストローク、ボレー、スマッシュなど普段は何気なく行なっている動きについて、体の使い方を意識した練習を指導した。
「ミズノビクトリークリニック・ソフトテニス in 弥彦」の様子
2024年12月14日(弥彦体育館)
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